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カーボンクレジットて何? その1

カーボンクレジット。最近ニュースなどでも取り上げられるようになり、以前より耳にするようになった言葉です。僕自身も、カーボンクレジットに関して最近よく聞かれるようになりました。何を隠そう、僕は 3T という会社で、カーボンクレジットを生み出す事業を行なっています。森林とも深く関係するテーマなので、今月から、weMORI でカーボンクレジットに関する情報の共有を初めていきます。素朴な疑問に答えていきたいと思うので、カーボンクレジットに関する質問がある方はぜひ contact@wemori.org までご連絡ください!今回は「カーボンクレジットって何?」という疑問についてお答えします。シンプルな質問なのに、簡単なような、難しいような。とにかくトライしてみます。

カーボンクレジットに「実態」は無い?

まず、カーボンクレジットは触ることも、見ることもできません。触れられるという意味での「実態」はありません。つまり、「無形資産」として考えて正しいです。

カーボンクレジット1つ=CO2 1トン分

では、カーボンクレジットは何を表す無形資産なのか?それは、CO21トン分です。より具体的には、カーボンクレジットひとつ = CO2 1トン分の排出を回避、あるいは吸収した「証」です。証、証拠、信用、どの言葉を用いても間違ってはいないと思います。

第三者機関を介した厳正なプロセスを通じて生まれる

では、カーボンクレジットという、CO2 1トン分の証である無形資産はどのようにして生まれるのか?金とか銀とか、そういった有形資産であればその実態を証明するのもそれほど大変ではなさそうです。でも、カーボンクレジットは無形資産なので、人々の信用を勝ち取るのが大変です。なにせ、見えないし触れないものが存在するという「合意」を生み出さなければいけません。その「合意」を獲得するために、カーボンクレジットは第三者機関を介した厳正なプロセスを通して生み出されます。今回は詳しく話しませんが、Verra、Gold Standard、日本だと J-Credit などの第三者機関があります。よかったら調べてみてください。今回は一旦ここまでです!カーボンクレジットは何?は第二部に続きます。ぜひ楽しみにしてもらえたら嬉しいです!

清水イアン

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