決意の朝に
"どうせならもう ヘタクソな夢を描いていこうよ
どうせならもう ヘタクソで明るく愉快な愛のある夢を
気取んなくていい かっこつけない方がおまえらしいよ"
仕事で少し辛いことがあった。自己肯定感が削られた。そんな日の家への帰路でふと口ずさんでいた。
僕が中学生の時(2006年頃)にリリースされた「決意の朝に(Aqua timez)」アニメ映画「ブレイブストーリー」の主題歌だ。
「あれ、なんでまた懐かしい曲を…笑」と心の中で思い、そして無性に久しぶりに原曲を聞きたくなった。
…不覚にも泣いてしまった。
Aqua timezは今風に言えば「エモい」曲が多い。ブーム当時、思春期真っただ中の僕にはどんぴしゃであった。しかし大学生を経て社会人となり、こういった曲を好きでいるのが少し恥ずかしいと感じるようになり何となく避けるようになってしまった。そして今の今まで思い出すことすらなくなっていった。
十数年後の時を経て、
改めて聞いてみたところ今の自分にもどんぴしゃであった。
成功したい、人から賞賛を得たいという理想の自分を常にもっている。しかし現実の自分は失敗をごまかそうとしたり、見栄を張ったり、等身大の自分にうんざりしている。
社会に出るとどうしても「ありのままの自分」でいることは難しい。何かを着飾って他人と仕事と向き合わなくてはならない。
けれどふと「ありのままの自分」になりたい瞬間が人にはきっとあるはず。そんな時にこの曲が優しく手を差し伸べてくれる。
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この記事が僕の初めての投稿。
拙くても良いから少しずつ、何かを発信していけたらなと思った。
そんな、ささやかな、決意の朝に。