【自然体】
「自然体」
これが私のずっと探してた言葉かもしれないと思った。
「子どもたちにどうあってほしいか」という問いの答えはまさに
「自然体」だと思う。
勉強したい子は勉強すればいいし、遊びたい子は遊べばいい。
大きな声で叫びたいなら叫べばいいし、
部屋の中を走り回りたければ走り回ればいい。
おやつを食べたくないなら食べなくていいし、勉強したくないならしなくていい。
一番してはいけないのは、何も考えずに大人の言うことに従うことだ。
言われたことをしっかりこなす「いいこ」にはなって欲しくない。
学習の時間なのに全然学習室に来なくて
ずっと本を読んでいる子がいる。
何度先生たちが声をかけても全部無視だ。
「今日のおやつなしね。」
これに反応して学習を始めることを先生たちは知っている。
だが、この一言がなんのためになる?誰のためになる?
いつも違和感を覚えてしまう。
大人が楽をするためだけの一言だ。
どうにか言うことを聞いてもらうための一言だ。
大人の希望通りに子どもを動かすのはもうやめよう。
静かな教室を作れる教師がいい教師だと思うのはもうやめよう。
本日「今日のおやつなしね。」撲滅委員会発足しました。
やりたくないならその理由をしっかり伝えれば良いと思う。
他のことをやっている目的や今の気持ちを伝えてくれれば
それでいいと思う。
問題は子ども達が、大人がそのお願いを受け入れないことを
知ってしまっていることだ。
だから、「無視」という作戦を遂行する。
子どもが「自然体」でいれる
場所ってどんな場所なんだ。