【確認という依存】
学童で小さな子どもたちと接していると、
子どたちがたとえどんなに小さなことでも
「先生これやっていい?」
と全部、確認している場面を目にする。
失敗したくないからあらかじめ。
怒られたくないからあらかじめ。
良い子でいて褒められたいからあらかじめ。
そんな考えの表れなんだろうな〜って
ふと思った。
7歳の子どもがもうそんな風に感じてしまっているなんて悲しいなって思う。
大人に聞いた時点で、
その結果が先回りして判断され、
挑戦の幅は狭くなってしまう。
やりたいと思った時点でやればいい。
怒られたら学べばいい。
失敗したら次は成功すればいい。
「もう食べていい?」
「もう休憩していい?」
「これゴミ箱に捨てて来ていい?」
よく考えれば
指示を仰ぐ質問なのかもしれない。
典型的な指示待ち人間の行動だと思う。
自分も高校の部活動で、
自分の考えたことや
こうした方がいいって思ったことを
絶対に第3者に確認してから行動していた。
だからいつもすぐに動けないし、
手遅れになったり、
相談しただけで満足して終わったり、
いいことはひとつもなくて、
変えようと思ったけど変えられなかった。
最も強いの依存の形が「承認」。
承認を仰いで行動するうちは
自分は成長できないと思う。
自分の足で歩けるようになれば
自然と依存しない行動が身につく。
自分の足で歩けば失敗がたくさんできる。
まずは自分の足だけで歩くこと。
誰かの後ろについて行かないこと。
自分の道を自分の力だけで進んでみよう。
その姿を子どもたちに見せよう。
教育者が「挑戦者」であること。
これが1番いい環境だと思う。