【頭に乗せる王冠】
誰かを褒めることはとても素敵なこと。
そして、褒められることは嬉しいこと。
私は誰かを褒めたり認めたり、相手が嬉しい言葉がけをすることが好きだ。
誰かに褒められるとき、頭にそっと王冠を乗せてもらうような気分になる。
誰かを褒める時、その人にとっておきの王冠を乗せてあげるような気分になる。
それは、その人にしか似合わない王冠で、
その人がもっと素敵に輝けるような王冠。
大きけりゃいいってもんじゃない。
純金だったらいいってもんじゃない。
その人にぴったりの大きさで、その人に似合う輝きで、そんな王冠を一人ひとりに乗せてあげることがとっても重要だったりすると思う。
世の中には色んな人がいる。
王冠の乗せ方もそれぞれなんだと思う。
人によって王冠をあげたりあげなかったりする人もいる。
気分によって素敵な王冠だったり、ボロボロの王冠だったりをあげる人もいる。
なんだか、ちょっと心がぎゅってなる感じ。
そんな人に出会うと、
その人が誰にどんな王冠を授けてるのかが、無性に気になってしまう。
その人から自分がもらった王冠もなんだか気に入らなかったりしてしまう。
他の人が貰った王冠と自分のものを見比べて、
自分の評価を導き出そうとしてしまう。
とっても大きくて豪華な王冠を誰にでもあげるような人もいる。
なんだかすごく嬉しい感じがするけれど、ほんとはちょっぴり苦しくなる。
本当にわたしに似合うように用意してくれた王冠なのかなぁ。
私はこの王冠が似合う人にならなきゃいけないのかもしれない。
王冠が似合う人になることを期待されているのかも。
立派な王冠なのに、
なぜか、なんだか少しここちわるい。
せっかく貰った王冠を疑ったり、
王冠に合わせて自分を偽ったり。
オーダーメイドの王冠を、
目の前の素敵な人を思ってつくりあげ、
優しくそっと頭に飾ってあげられるような人になりたい。
そして、自分の貰った王冠に左右されず、
私は王冠を被らずともわたしのままで輝けるようになりたい。
これまで自分の貰った王冠たちを目の前に並べて、自分を吟味した1日。
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