“対話型AI〜LIFE TALK ENGINE〜”を使ってwellvillが創りたい世界
不動産DXをはじめとしたLIFE TALK ENGINEの社会実装が着々と進んでいる中、wellvillが力を入れて取り組んでいるのが高齢者に向けたLIFE TALK ENGINEの活用です。
前回の記事でLIFE TALK ENGINEの社会実装の一例として、介護・ヘルスケア分野での取り組みについてお伝えしました。
介護士の負担を軽減して離職を防ぎ、介護現場の人手不足を軽減するために取り組んでいるDXサービス。
そして、高齢者の方に向けた健康寿命の延伸へとつながるサービス。
この取り組みも含め、LIFE TALK ENGINEを活用して人々の豊かな暮らしの実現をより具体的に、より加速して進めていくことを目的に、次世代のライフスタイル創造を目指すコンソーシアムを立ち上げました。
今回はこのコンソーシアムと目指す未来についてお話します。
コンソーシアムとは
近年リアルな人との繋がりが減っていると感じている方は少なくないでしょう。
核家族化、独居世帯の増加、コロナ禍といった社会変化で、人々のコミュニケーション時間が減り、昔であれば気軽に家族やご近所さんなどに相談して解決出来ていたことも、何となく一人で抱え込むようになった方もいるのではないでしょうか。
そんな今の社会でも、孤独や寂しさなどの感情に陥らない環境を作り上げたい、そのためにLIFE TALK ENGINEが貢献できるのではないかと考え、wellvillは人々の生活空間に溶け込む対話型AI(アバター)の開発をしてきました。
ただ、私たちが開発したいのは、人の代わりとなってコミュニケーションをしてくれるアバターではなく、人と人をつなげるアバターです。
アバターとの会話だけで、家族や友人と会話したのと同じ満足感を得られるとは思っていません。あくまでリアルな人との繋がりの間を埋めて、人と繋がるための接点を作ることが大事であり、それをLIFE TALK ENGINEが担えるのではないかと考えています。
この絵のように、日々AIと対話する中で、家族はもちろん、医師や飲食店スタッフ、習い事の先生など専門家へと繋ぎ、必要な人が身近にいて見守っているような仕組みを作るのが我々の目指す未来です。
そして、今回こういったビジョンに共感して集まってくださった企業と立ち上げたのが、次世代のライフスタイル創造を目指すコンソーシアムです。
第一歩として描く高齢者を取り巻く未来
LIFE TALK ENGINEを使って何ができるか、どんな方々に向けて始めていくのがいいのか、コンソーシアムで議論する中で、最も必要としているのはPCやITツールなどの操作が苦手な方が多い高齢者なのではないかと考えました。
そこで「高齢者向けサービス創出プロジェクト」と題し、高齢者が自宅に居ながら楽しくアバターと対話するだけで、見守りや健康管理・維持を行いつつ日常のお困りごとの解決をサポートできる仕組みの開発に取り組むことにしました。そしてその先は、家族、医療機関、介助者など社会に繋がる仕組みの実現を目指します。
高齢者向けのサービスについて考える中で、このプロジェクトが年を取ることを楽しめる社会、高齢者をリスペクトする社会にしていく手助けになってほしいと考えています。
高齢者の中には、年を重ねることに対して、「一人でできることが減っていく」、「子供に迷惑をかける」などネガティブな感情を抱えている方が多いように感じます。様々な不安を抱え、年を重ねれば重ねるほど肩身が狭い意識になる社会ではなく、我々のサービスを通して”高齢者”という時期を安心して迎え、楽しめる社会にしていきたいです。
まとめ
本コンソーシアムは、LIFE TALK ENGINEを必要とする人々に様々な企業と連携することで使いやすい形で届け、次世代のライフスタイルを創造していきます。
今回の高齢者向けサービス創出プロジェクトは、あくまで第一歩です。今後は、日々忙しく働く人向けや子供向けなど、様々な提供相手にアメーバ状に広げていきたいと考えています。
ウェルヴィルはAI技術を持っている会社ですが、単にそれを提供するだけの会社ではありません。LIFE TALK ENGINEが、難題を抱える人々にとって本当に必要とされる形に姿を変えて、多くの人の元に届いていく未来を目指しています。
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