環境投資を始めようとした話 #1
はじめに
こう見えて、投資歴で10年を超えました。
成績は・・・「凡庸」のひとことで、市況環境が良いので勝ってはいますが、全然傑出した成果は出ていません。
が、長くやってくるとそれなりに見えてくることがあり、
1. 好きなテーマの損失は、なんか許せる
2. 世の中的な「良い/悪い」は必ず(一時的に)裏切られる
3. トレンドは長期的に実現する
の3つはかなり真理に近いと考えています。
1については、決算などで予想を下回る結果が出たりすると、株価が落ちるわけですが、好きなテーマだとなんか許せちゃうんですよね。
例えば、ゲーム株やコンテンツ株は決算のたびに上がったり下がったりしていますが、なんか許せるんですよね(笑)
2については、期待値が何よりも重要で、「世の中的に「良い」と思われている株が「良い」結果を出しても結果として株価は下がってしまう」ということがしょっちゅう起こっています。
(逆に、悪いと思われていた株が、「思っていたより、悪くないじゃん」と騰がったりします。)
3については、トレンドは長い目で実現するという話で、例えば、インターネットができて、「世の中がインターネット中心になる」という話が盛り上がった後、ドットコムバブル⇒Web2.0 バブル⇒クラウドバブルと登場する企業を変えながらトレンドがやはり実現し始めているという話です。
そうすると、好きな「トレンド」を推せば無敵なのでは?
さて、ここまで前置きでしたが、ここまでをまとめると、好きなトレンドに「早いタイミングで張っておいて、負けなければ勝つのではないか?」理論が成立します。
(特に、そのトレンドが下火になっていたり、失望されているとなおいいですね。)
なぜ環境投資なのか?
言うまでもないことですが、環境投資は「ESG投資」というキーワードでものすごく流行っています。(今もなお全盛ですが)
流行り廃りはあるにせよ、トレンドとして環境ビジネスが死んでしまうということは向こう30年はないだろう(そして、ますます拡大するだろう)という意味で、可能性を感じています。
カテゴライズ
まずは、最初に全体感を持つためにフレームワークを考えておいて、そこから産業の分析や個別の企業の発掘を進めていこうと思います。
脱炭素関連
再生エネルギー関連
既存のエネルギーの効率化
二酸化炭素回収/削減(生産技術革新)
モビリティ関連
素材関連
代替プラスチック
代替セメント
その他環境関連
産業廃棄物関連
リサイクル / リユース事業
環境コンサルティング
自然回復関連
林業
水産養殖
結構、フレームワークを作るだけでも大変なので、まだまだポテンシャルがあるんじゃないか?と思い始めてきました・・・