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日常に必要なお金の知識①なぜ知識が必要なの?


プロローグ

私たちが生きていくうえで、「お金」はとても大切ですが、この手の話はくわしくない方も多いですよね。

「だって、難しそうだもん」
「いま困ってないし」

そんな声が聞こえてきそうですが、FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をして気づいたんです。

・段階を踏んでいけば、難しくない
・知るのは、必要なところだけで充分
・自分が必要な話なら、意外とかんたんに吸収できる
・知っている人だけが、得する情報が多い

ということで、これから土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識をもとに共有するシリーズになります。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、少しでもオトクな人生にしていきましょう。

なぜ知識が必要?稼ぐだけじゃだめなの?

お金の知識を身につける最大の目的は、資産運用ができるようになることです。

資産運用とは、預貯金や投資信託などの金融商品を活用し、手持ちのお金(資産)を効率的に増やしていく方法のことです。

老後の資金準備:公的年金だけでは生活が不安なため、不足分の補填
教育資金の確保:子供の教育費のために必要な資金を貯蓄
将来の目標達成:マイホーム購入、旅行など、将来の目標達成のための資金

もし今、「十分な収入があるから大丈夫」と思っていても、それが本当に「十分」なのかは、計画が正確でない限り分からないですよね。

テレビなどで年金支給額の減少や物価上昇の影響により、老後の生活が不安になっている人が増えているというのを見聞きします。

不安は、「不確かなこと」が多くなるほど大きくなります。

言い換えるなら、「知っていること」が増えるほど不安は小さくなるんです。

少しでも安心できる生活を送るために、知識を増やすことは大切なことだと思います。

金融リテラシーの向上

金融リテラシーとは、お金に関する知識や判断力のことです。

資産運用を学ぶことで、金融商品や経済の仕組みを理解し、適切な判断を下せるようになると、金融トラブルに巻き込まれるリスクを減らすことができます。

お金の価値は下がっていく

先日、物価安定上昇2%を目標に、日銀はマイナス金利の解除を決めました。

このニュースを見て、理解できた方はどれくらい いたでしょうか?

かんたんに説明すると、
これから2%の物価上昇が進み続けると、35年後には物の値段が2倍になることを伝えています。

計算機で、「100x1.02x1.02x1.02・・・」を35回してみると、199.989になるので、気になる方は実際にやってみてください。

しかし大切なのは、物価が2倍になるということよりも、いまの100万円の貯金が、35年後に50万円の物しか買えない価値になることです。

なぜ政府は、貯金ではなくNISAを勧め始めたのか?

その理由は、すでにキチンと説明されていたんです。

お金に対する意識を高める

とはいえ、急に「投資」する方向に思考が切り替わらない方もいるし、投資だけがお金を守る方法ではありません。

もちろん、投資する余裕なんてない方もいて当然です。

しかし、それはお金のことを学ばなくてよいことにはなりません。

お金の価値や使い方について考える機会を増やすことで、意識が高まり、将来、経済的に不自由の少ない生活を送ることができる確率が上がります。

知識をうまく活用できれば、収入を増やすことはできなくても、支出を減らすことはできます。

ちょっとずつ、一緒に理解を深めていきましょう。

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