駆け出しセラピストに送る言葉㉔
日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
今回は、「思考停止型は矛盾に気づけない」です。
思考停止型になっていませんか?
みなさんは、見聞きした話を鵜呑みにして、患者さんに伝えていませんか?
もしあなたが、手に入れた情報を「本当に正しいものか?」の精査をしないまま横流ししてしまうと、伝えられた患者さんの症状が慢性化したり、悪化する場合があります。
特に⇩を情報源にしているのであれば、要注意です!
<確認が必要なメディア>
・YouTube
・ウェブサイト
・雑誌
・テレビ番組
コレらは、いずれも情報の流用が多いものの代表です。
つまり、あなたの情報源は「誰かの情報を横流しにしているだけ」の可能性が高いんです。
もちろん、正しいものも多いので、全てが間違っているわけではありませんが、いずれにしろ確認は必須です。
間違った確認方法
「確認しました」
と言って、YouTubeや情報誌を2つも3つも並べる方がいますが、全く無意味なので止めておきましょう。
確認には、必ずメディカルやコメディカルが利用するテキストや専門書を使うようにしてください。
電子書籍や紙ベースの媒体が、特におすすめです。
分かりやすいものを、いくつかピックアップしておきます。
思考停止の代表例
自分が「思考停止型」か「思考型」かをかんたんに確認する方法の1つに、「肩こりに効くストレッチ」があります。
そもそも、
・ストレッチとは何か?
・肩こりとは何か?
を理解していれば、デスクワーカーや子育てで肩こりの人に、ストレッチを勧めるなどということは絶対にありません。
理解している人からすると、愚の骨頂です。
もしあなたが思考停止型であれば、「肩こりに効くストレッチ」を指導していると思います。
思考型であれば、「肩こりに効くストレッチ」を否定しているはずです。
最後に
思考停止型の人は、すぐに答えを聞きたがる傾向にあります。
例えば、さきほどの「肩こりに効くストレッチは、なぜ愚の骨頂なのか?」も同じです。
きっと思考停止型の方は、「理由を教えろよ」と思ったはずです。
しかし思考型の方は、ストレッチと肩こりについて再熟考し「なるほど」と気づいたはずです。
思考停止型は、楽かもしれませんが、間違った情報の矛盾に気づけないというデメリットがあります。
そう!
じつは「肩こりとストレッチ」には、決定的な矛盾があるんです。
正しい情報を伝えるセラピストになるためにも、まずは簡単な「肩こりに効くストレッチは、なぜ愚の骨頂なのか?」の答えを見つけてみてください。
あなたならきっとできます。
頑張って!
ではまた