駆け出しセラピストに送る言葉③
日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
主には「治療系セラピスト」を目指す方に向けての配信になりますが、「癒やし系を目指す方」にも参考になる内容も交えていきたいと思います。
治すと言わない【治療系】
意外に思われる方もいるかも知れませんが、治療系のセラピストは「自分が治している」とは言いません。
というのも、セラピストは治るきっかけを作るだけで、『治すのは患者さん自身の自然治癒力』だと考えているからです。
この考えを、カイロプラクティックでは、イネイト・インテリジェンスと言います。
イネイトが働きやすい環境を作ることこそが、症状の改善への最短ルートであり、再発予防につながります。
治すと言う【癒やし系】
癒やし系のセラピストは、一時的でも症状の消失や軽減を感じてもらうことを重視するため、「自分が治している」と言う方が多くいます。
「〇〇の治し方」「〇〇療法」「〇〇矯正」というセミナーの修了証や、「治ったという感謝の声」を受付や治療室にたくさん飾ることで
「自分なら治せる」というのをアピールをする傾向にあります。
駆け出しセラピストが最初に決めること
どちらのセラピストにも得意不得意があり、どちらが勝ってるわけでも、劣っているわけでもありません。
・治療系セラピストは、治すのが得意だが、癒やすのは下手
・癒やし系セラピストは、癒やしは得意だが、治すのは下手
一長一短ある中で、駆け出しセラピストの方は、「自分が治したい」のか、「癒やしたいのか」をまずはハッキリさせることをおすすめします。
よく、『治して癒せるセラピスト』を目標にする方がいます。
理想形ではありますが、双方をかなえようとすると矛盾が生じるので難しのが現実です。
そして、二兎追う者のほとんどは、癒やし系になります。
まとめ
どちらを目指しても、患者さんの笑顔を見ることはできます。
しかし、治療系を目指すなら、「◯◯さん(患者さん)が頑張ったから治ったんですよ」と言えるセラピストを目指してみてください。
評価は他人がするもので、自分がするものではありません。
気がつけば、患者さんのほうから
「先生のおかげで治りました」
と言ってくれるようになりますよ。
ではまた
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