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「筋膜リリース」が効果のある人

金曜日は、セルフケアや症例などをシェアしています。

今回は、手軽にできるセルフケアの中で人気のある「ローラーを使った筋膜リリース」についてです。

筋膜リリースのセルフケアグッズといえば、⇧のようなローラーですが、皆さんは見たことがありますか?

これは必要な人が使えば効果抜群ですが、不要な人が使うと、症状の悪化や慢性化につながるので、僕はあまり勧めていません。

今回はその理由について、分かりやすく説明しました。

<こんな人に有益>
・購入を検討している方
・2週間以上 使っているけど、効果がその場限りの人

「筋膜リリース」をかんたんに理解しよう

筋肉は⇧のソーセージのように、膜に包まれて、体の中に存在します。この筋肉の膜こそが「筋膜」なんです。

通常は、それぞれ別の働きをするために、バラバラで動いています。

しかし、何かしらの要因でこの膜同士が張り付いてしまうと、動きに制限が出始めると考えられています。

この制限を取るための方法が、筋膜リリースです。

つまり、筋膜リリースが必要な場所は、⇧の青枠の部分だけなんです。

「筋膜リリース」が効果のある人

<効果のある人>
・定期的に運動している人
・よく筋肉痛をおこす人
・強圧のマッサージを受けた人

先述したとおり、筋膜リリースは筋膜同士の張り付きを取るためのものです。

つまり効果がある人は、「筋膜が張り付いている人」だけで、さらに「局所的な部分」になります。

「どんな人が、どんな要因で起こすのか?」についての、科学的エビデンスはありません。

僕は経験から『筋膜にできた傷が修復過程で、近くにある別の筋肉の膜と癒着するのではないか?』と考えています。

傷は、筋肉痛や外傷、繰り返しの運動でできます。

「筋膜リリース」が効果のない人

<効果のない人>
・運動不足の人
・筋肉痛がない人
・筋肉量が少ない人

効果がない人は、先ほどと逆で、筋肉に損傷がおきない生活をしている人です。

具体的には、運動不足や筋肉量が少ない人です。

この方々が筋膜リリースを受けてしまうと、それが原因で必要な人に変わってしまいます

「そもそも筋膜リリースが必要のない人」が筋肉に傷を作ると、セルフケアでは対応できなくなってしまいます。

治すのに時間がかかる上、治せるセラピストも少ないので注意してください。

最後に

セルフケアは手軽であることから、適応すれば安価で都合の良いものですが、非適応なら悪化・慢性化の原因になります。

しかし後者については、とても大切なことにもかかわらず、教えてくれる人が少ないので、意識的に情報収集することが大切です。

特に「筋膜リリース」「肩甲骨はがし」「ストレッチ」は、この代表例となります。

セルフケアの目安は2週間です。
2週間続けて、大きな変化がないようでしたら、止めることを推奨します。

それではまた

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