『逆指値』を知らないと、株で損が膨らむ
株式投資をしていて困るのが「想定外の含み損」という方は、僕に限らずいらっしゃると思います。
そしてその原因の多くは、「株価が下がっていることに気づかなかった」というケースではないでしょうか?
仕事中など取引画面が見れない状況で、株価が下がっていたらショックですよね。
そんな方におすすめしたいのが、「逆指値」という売買機能です。
逆指値注文とは
売りの場合、通常の指値注文では現在価格より指定金額の方が低いと即決済されます。
たとえば、⇩のように現在価格が1,245円に対して、1,240円の指値を入れると1,245円で決済されてしまい、本来の「株価が下がったら売りたい」という希望が叶えられません。
一方、逆指値注文では、指定金額に到達するまでは注文が発動されません。
先程と同じように1,240円で注文を入れた場合でも、逆指値だと1,240円までは売却注文をしていないのと同じなので、取引画面をみていなくても想定外の暴落に備えることができるんです。
つまり、自分の資産を一定の範囲で守ってくれる自動売却システムが逆指値注文です。
逆指値 発注画面
⇩は楽天証券が提供する、MarketSpeed2の「売りの逆指値」注文画面です。
⇧の場合は、12/1までの期間で、1256.5円の株が1,201円以下になったら、100株を成行で売る注文です。
指値に設定してもいいですが、急激な暴落のケースには耐えられませんので、オススメは成行です。
永久保有株には不向き
逆指値注文がおもしろくて、僕は当初すべての保有株を設定対象にしていたのですが、永久保有すると決めている株に対しては矛盾になると思い解除しました。
永久保有株の場合は、下落はナンピンチャンスなので逆に買っています。
当たり前なのかもしれませんが、僕はだいぶ経つまで気づきませんでした。
逆指値は負けないための最初の一歩
僕は逆指値を、購入してすぐのタイミングで入れています。つまり、買う段階で損切りラインを決めているんです。
もちろん、買って即日売却されるものもありますが、自分の想定以上の負けがないので助かっています。
一方、値上がりしたときには発動されないので、全体の収支は常にプラスの方が多い状態を維持しています。
とても便利な機能ですし、どこの証券会社も無料で使える機能だと思いますので、ぜひ活用してみてください。
それまでは