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こんな「株」見つけました⑰明星工業<1976>
一昨日、経産省の自然エネルギー庁から「第7次エネルギー基本計画(令和7年2月)」の中身が公表されました。
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火力全体で安定供給に必要な発電容量(kW)を維持・確保しつつ、非
効率な石炭火力を中心に発電量(kWh)を減らしていく。具体的には、トランジション手段としてのLNG火力の確保を燃料の確保と併せて進めるとともに、水素・アンモニア、CCUS等を活用した火力の脱炭素化について、技術開発やコストなどを踏まえて時間軸や排出量にも留意し、事業者の予見可能性を確保しながら進めていく。
その中で、LNG(液化天然ガス)について触れられていましたので、今回は関連銘柄の1つを紹介します。
明星工業<1976>
明星工業は、70年以上にわたり断熱工事を手掛け、熱絶縁技術を通じて日本のエネルギー産業を支えてきた企業です。
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主な事業は、電力、ガス、石油、石油化学プラントなどの熱効率向上や安全性確保を目的とした断熱工事です。
特に、LNG関連のプラントや運搬船における断熱技術は世界的にも高く評価されています。
断熱・防音工事:各種プラント、LNGタンク、低温貯蔵タンク、空調設備、建築設備などの断熱・防音工事
耐火・防水工事:建築構造物の耐火被覆工事、防水工事
その他工事:プレハブ冷凍倉庫、クリーンルーム、医薬品製造設備、食品製造設備、電気計装設備などの設計・施工
配当
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配当月は9・3月で、年間配当は47円の予定です。
株価は1,272円(2/19終値)なので、配当利回りは3.69%になります。
株主優待は3月、保有数・年数に応じて「JCBギフトカード」が配布されます⇩。
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株主優待を含んだ配当利回りは、
・200株:4.08%
・500株:4.01%(2年未満)
・500株:4.16%(2年以上)
投資価値
ROE:10.2%
ROA:7.4%
PBR:0.98倍
PER:10.09倍
EPS:126.06円
自己資本比率:77.4%
有利子負債:8億円
時価総額:701.09億円
同社は2024~2026年にかけての中期経営計画を策定し、次世代エネルギー対応の技術開発やボイラ事業の新事業所建設、M&Aなどに約130億円を投資する計画を発表しています。
また、環境問題への意識が高まる中、省エネルギーや環境保全の推進に貢献する技術開発にも注力しています。さらに、2025年3月期第3四半期の連結経常利益は前年同期比28.5%増の65億円と好調な業績を上げており、通期計画に対する進捗率も77.9%と高水準です。
これらの点から、同社は堅実な成長が期待できる企業ではないかと考えます。
私は優待がもらえる範囲で、200株だけ保有しています。
LNGは日本のエネルギー基本計画だけでなく、日米首脳会議内でのアラスカ産、航空業界、海上輸送など話題になることが多くなっていて、今後も見逃せないテーマになりそうです。
今回の記事に、少しでも興味を持っていただけたら「スキ」をいただけると今後の励みになるので嬉しいです。
それではまた