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「おごり、慢心、過信」が信頼をなくす

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
今回は、治療に対する自信の持ち方についてです。

「医学は100%ではない」という認識を持ち続けよう

自分の治療に自信を持ち始めた時に、陥りやすいのが「おごり、慢心、過信」です。

ある程度の経験を積むと、治せる症状が増えてくると思います。

そこへ治りが悪い患者さんが現れた時、「自分の治療は間違っていない」「患者さんが言うことを聞いていないからだ」と、現実から目を背け治療方針の変更を検討しない先生がいます。

しかし、よく考えてみてください。

そもそも、体で起こる症状は100%解明されていませんし、すべての症状を治すことは不可能なんです。

それであれば、「一度コレで様子を見てください」「ダメだったら他の方法を試してみましょう」と伝えるくらいの、心のゆとりを持ちましょう。

多くの場合、患者さんは、治せないことに不満があるのではなく、治せると言って治せないことに不満を持つんです。

みなさんは、何でもかんでも「治せます」と言っていませんか?

それではまた

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