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「ガソリン補助金」12月から縮小すると、5円/L 上昇する


補助金の影響

みなさんは、どれくらいの頻度で車を利用しますか?

利用頻度が高い人は、「総合経済対策案が政府から自民党に示され」という昨日の報道にオイオイという反応をされたかもしれません。

内容は、ガソリン補助金を12月から段階的に縮小するというものです。

これによりレギュラーガソリンの場合、1L当たりの店頭価格は約5円上昇し、来年1月には185円程度になるそうです。

なんだかすごい金額になりそうですが、以前私が車によく乗っていたときは月に約200L給油していたので、そのまま当てはめると1,000円の負担増です。

10km/L の車で2,000km走ってもプラス1,000円なので、賛否は分かれると思いますが、給与上昇分を勘案すると、これだけなら日常の節約で対応できそうな気がします。

円安の影響

さらに問題が増幅するとすれば、円安ですよね。

ガソリンの需給状況や他のコスト要因によっても変動しますが、一般的に1円の円安がレギュラーガソリン価格に与える影響は、1Lあたり0.7~1.5円程度と言われています。

為替が原油コストに反映されるまでには、数週間かかることもありますが、ここ数ヶ月 円安が進んでいるので、心配されている方もいらっしゃると思います。

円高になる可能性は少ない

第一生命経済研究所の柏村祐氏が、トランプ政権下での為替の変動をAIに問うた結果によると、これから円高になる可能性は少ないようです⇩。

第一生命経済研究所
「AIが予測するトランプ政権下のドル円相場」より抜粋

つまり、ガソリン代は5円アップどころの話じゃないってことですよね。

補助金+円安の影響を試算

そこで少し試算してみました。

為替のリスクを「基本シナリオ」、時期を「フェーズ2」と仮定した場合、最大値($1=165円)では現在よりも$1あたり10円安になります。

つまり1Lあたり、
 5円(補助金消失分)+7~15円(為替差)=12~20円
今よりもガソリン料金が上昇することになります。

200L/月 利用される方なら、2,400~4,000円の上昇です。

こうなってくると、高いと感じる方も増えてくると思います。

格安スマホ1台分くらいの月額料金なので、大したことはないという方でも、年間で考えるとちょっとした贅沢ディナーが楽しめる負担増になるので、利用びかえできるものならしたくなりますよね。

ちなみに、現在の全国平均価格は⇩でチェックすることができます。

交通網が発達した地域に住んでいる人にとっては、それほど大きな問題でなくても、一歩外れると利用せざるを得ない方も多いのが車なので、なんとか負担を軽減できる案があれば良いなと思いました。

今日はここまで
それではまた

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