駆け出しセラピストに送る言葉②
日曜日は、【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
主には「治療系セラピスト」を目指す方に向けての配信になりますが、「癒やし系を目指す方」にも参考になる内容も交えていきたいと思います。
症状を治したい!
治療系に限らず、セラピストを目指している方は、一度はこんなことを思ったことがあるはずです。
「症状を治したい!」
しかし、現実はなかなか難しく、自分の思い描くゴッドハンド像に手が届かないまま、挫折していく方も少なくありません。
今回はその理由をお伝えします。
治せないのは実力不足ではない
皆さんは、ゴッドハンドを目指す方が挫折する理由は何だと思いますか?
・技術不足
・知識不足
・センス
多くは、上の3つを想像するかと思いますが、どれも合っているようで少しズレています。
答えは、「自分が治すという考え」です。
じつは、この考えが頭にある間は、症状を治せるようになることはないんです。
「自分が治すと考えると、治せない」って変な感じがしますか?
変な感じがしてしまう人は、少し物事を自分の都合の良いように解釈してしまう傾向にあると思うので、できるだけ早い段階で修正しておきましょう。
「自然治癒力」はどこへ行った?
多くのセラピストが、好きな言葉の中に【自然治癒力】があります。
かんたんに言うと、「体は治る力を持っている」という言葉ですが、「自分が治すという考え」を持っているセラピストは、この自然治癒力のことが完全に頭から抜けています。
そう!
なんとなく見えてきましたよね。
みなさんは、症状が改善するのは、⇩の2つの内どちらだと思いますか?
・セラピストのおかげ
・自然治癒力のおかげ
・・・
・・・
もちろん、後者が正解です。
つまり、「セラピストが治す」という考えは、過信やおごりしか生みません。
まとめ
ゴッドハンドに成れない人は、自分が神になろうとするがあまり、本質を忘れてしまっています。
セラピストの仕事は、自然治癒力を引き出す環境を作ることで、神になることではありません。
しかしそれが、結果的に、患者さんの症状改善につながり、患者さんがゴッドハンドと勝手に言ってくれるようになるんです。
技術や知識、センスは、二の次三の次で大丈夫。
まずは自分自身の考えを切り替えるようにしてみてください。
ではまた
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