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産後に【骨盤ベルト】をススメない理由

毎週土曜日は、生活に役立つ情報を配信しています。

今回は、治療系カイロプラクターが「産後の方に【骨盤ベルト】をススメない理由」についてです。

多くの方が誤解をしています

「産後に骨盤矯正を受けたほうが良いのでしょうか?骨盤ベルトだけでもいいのでしょうか?」

というお問い合わせをいただきました。

おそらく同じような疑問を抱く方がいると思いますのでお答えします。

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実はこの方は、3つの誤解をしています。正しくは⇩です。

①骨盤矯正は、不要な人もいます
②どんな矯正が必要かは診てみないと分かりません
③骨盤ベルトは骨盤が整っている状態で使用するものです

順に説明します。

①骨盤矯正は、不要な人もいます

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出産したからといって、誰もが骨盤矯正を必要とするカラダではありません。

安産を希望する人が、全員マタニティヨガをする必要がないのと同じです。

必要としない方が、間違って受けてしまうと、関節が不安定になります。

不安定…つまり、矯正が必要な人と同じ状態になってしまうんです。

どんな矯正が必要かは診てみないと分からない

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「産後の矯正が必要なカラダ」と言っても、骨盤の状態は人により異なります。

・広がっているのか
・ねじれているのか
・右が問題なのか
・左が問題なのか
・後ろが問題なのか
・前が問題なのか
・上記は単体で起こっているのか
・複合しているのか
・どこから手を付ければいいのか

などなど、全てを総合して考えなくてはいけません。

誰でもかれでも、見境なしに

「はい寝てください。」
バキッ!ボキッ!

なんてことはありえないし、そんなもの治療とは言いません。

③骨盤ベルトは骨盤が整っている状態で使用するもの

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骨盤ベルトを誤解している方は、⇧の図を見て、左の人にベルトをするようにススメます。

しかし、歪んでいる状態で固定するのと、左右差の少ない状態で固定するのでは、明らかに後者のほうが理想に近いと思います。

つまり、ベルトは右の人の方が適しています。

まとめ

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「ベルトなんて説明書通り巻いといたらいいんでしょ」
「時間ないからとりあえずベルト巻いとこう」
「まだ産む予定だし、最後の子を産むまではベルトでいいや」

などなど、様々な理由によりベルトで済ます方もいますが、商売度外視してもオススメは

『毎回プロに確認してもらう』ことです。

そして、そこで必要か必要でないか?を判断してもらうことが、カラダにとって一番良い選択になります。

その都度リセットしていれば、大きな症状もなく、健康な日々が過ごせますよ。

ちなみに僕は年間500件以上、産後のケアをしていますが、「ベルトをしないでください」とは言ったことがありますが、「ベルトをしてください」は言ったことがありません。

そもそも僕の仕事は、ベルトなんていらないカラダにすることです。

ではまた

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