
こんな「株」見つけました⑥クボタ<6326>
クボタ<6326>
こんな企業
株式会社クボタは、日本を代表する総合機械メーカーで、農業機械、建設機械、環境関連機器などを手掛けています。
取扱商品
1)農業機械
トラクターや田植機、コンバインといった農業作業に必要な機械を製造していて、小型トラクターではグローバルシェアトップクラスです。

2)建設機械
ミニショベルやホイールローダーといった小型建設機械は、都市部や狭い現場で高い評価を得ています。

3)水環境インフラ
水道管や下水管、浄水設備など、水資源管理や環境保護に貢献する製品が多く、持続可能な社会を目指した活動に力を入れています。

注目ポイント
同社は世界130カ国以上で事業を展開し、売上の約7割が海外市場という状況です。
世界の食料自給率は、人口増加や異常気象、肥料や灌漑用地下水の枯渇などにより、将来ひっ迫する可能性があると予測されている中、クボタは食料生産、水環境、住環境の課題解決に取り組む商品やサービスを展開しています。
また、2024/2/19に開催された「日・ウクライナ経済復興推進会議」では、日本政府・ウクライナ政府・経団連・日本貿易振興機構(ジェトロ)間で、⇩の内容の経済支援・復興支援がかわされ、同社も加わっています。

ウクライナが農業大国であることと、2025年にトランプ大統領が誕生することで紛争の終焉をむかえる可能性があることから、参画企業はその恩恵を受ける時期が近づいているのではないかと思われます。
配当

配当月は6・12月で'24年は50円、'25年は48~49円の予定です。
株価は1,921円(11/20 終値)なので、今期の配当利回りは2.60%です。
株主優待はありません。
投資価値
ROE:11.8%
ROA:4.4%
PBR:1.04倍
PER:9.52倍
ROEが高めで収益性は良好。
ROAも製造業として標準的で問題なし。
PBR・PERは、適正もしくは割安な水準。
これらを踏まえると、現在の株価は割安で、投資価値が高い可能性があると考えられます。
長期的な成長性や安定性を重視する場合、魅力的な投資先となる可能性があります。
日本国内で、農業機械関連の事業を手掛けている上場企業をいくつかご紹介します。
これらの企業は、農業機械を中心に、農業関連事業で存在感を示している企業です。
井関農機<6310>
国内大手農業機械メーカーで、トラクターやコンバイン、田植機などを手掛ける。農業の効率化を支援するスマート農業関連技術にも注力。三菱重工業<7011>
農業機械の「三菱マヒンドラ農機」を子会社として保有。トラクターやコンバインを生産していて、国内外で事業を展開。ダイキン工業<6367>
主に空調機器で知られるが、農業用の環境制御装置なども提供。農業のICT化やスマート農業分野での技術開発を行っている。川崎重工業<7012>
農業機械そのものではなく、農業関連技術(エンジンや機械部品)を提供。農業分野の機械技術でクボタなどと連携も。ホンダ<7267>
バイクや車が主力だが、農業用機械(耕うん機や発電機)も展開。農業の省力化を目指した小型機器が強み。ヤマハ発動機<7272>
農業用ドローンや無人ヘリを開発・販売。特にドローンを活用した農薬散布の分野でリーダー的存在。
今回の記事に、少しでも興味を持っていただけたら「スキ」をいただけると今後の励みになるので嬉しいです。
それではまた