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【有料級】「コレくらいの強さでいいですか?」と確認している間は上達しない

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
今回は、「触圧」を考える回となります。

みなさんは患者さん(お客さん)の体を触る時、「コレくらいの強さでいいですか?」と聞いていませんか?

もしそうなら、こう自問してみてください。

「自分は『何を』触っているんだろう?」
「自分は『何で』触っているんだろう?」

何を触っているのか?

どんなものでも、触るのに適した力加減というものがあります。

例えば、髪を触る時、頭皮を刺激するような力では触らないはずです。

もし美容室に行って、頭をグイグイ押してくるようなシャンプーをされたら、あなたは「髪を洗われているのか」「頭皮マッサージを受けているのか」「骨を押されているのか」、分からなくなりませんか?

髪を洗う力加減、頭皮マッサージをする力加減は、それぞれ違って当たり前です。

これは私たちセラピストが、筋肉を触る時や、骨を触る時も例外ではありません

筋肉を触りたいのに、骨まで到達するような力加減で押してしまうと、あいだの筋肉は損傷します。

つまり、ケガを負わせてしまうんです。

そして、この力加減は受けている人にゆだねるのではなく、セラピストが自分で判断しなくてはいけないんです。

当たり前ですよね。
「何を触ってるのか?」を判断できるのは、触っている人だけなんですから。

何で触っているんだろう?

人の体を触るには、それなりの理由が必要です。

それらしい服装をしているからと言うだけで、何で触っているのかの「目的がない人」に触られるのは、正直気持ちが悪いものです。

もしあなたが、
「いや、私の触る目的は明確です」
というのであれば、問題はありません。

しかし、1点忘れてはいけないことがあります。

それは、「何で触っているのか?」がハッキリしている人は、触るものが明確になっているので、「コレくらいの強さでいいですか?」なんて絶対に聞きません

つまり、触る目的が明確なのに、強さの確認をするのは矛盾しています。

気づいた時が成長のチャンス

どんなものでも気づいた時が、一番成長するチャンスです。

有料になりますが、僕は「触診を基礎から学べる」シリーズをnoteで提供しています。

<選択の目安>
初級:マッサージ、エステなどの、癒やしの提供
中級:肩こりや腰痛などの、日常生活に多い症状の改善
上級:他の治療院で治せない難治症状の改善

目指すレベルに応じて、触診レベルを上げていけるようにしていますので、興味がある方はぜひ購入して練習してみて下さい。

厳しいことを言いますが、「コレくらいの強さでいいですか?」と聞く方は、初級以下です。

そのつもりで挑んで下さい。

ぜひ一緒に成長しましょう。
それではまた

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