「住石HD・さくらインターネット」に注意!
制限値幅
東京証券取引所では、一日の株価が一定の範囲内におさまるよう「制限値幅」を定めています。
いわゆる、「ストップ高」「ストップ安」です。
この値幅は、前日終値に基づいていて、⇩のように決まっています。
ちなみに、米国市場にはコレがありません。
3営業日 以降は要注意!!
ここ数日、株価の値動きが大きくなっていますが、制限値幅が安全装置のように機能しているおかげで助かったという投資家も多いかと思います。
ただ、コレも正しく機能するのは連続2営業日までで、3日連続ストップ安(高)になってしまうとルールが変わります。
ストップ高が連続した場合は上限、ストップ安が連続した場合は下限の制限値幅がなんと4倍に拡大されるんです。
該当する銘柄は、随時JPXの公式HP⇩で公開されますが、今日は「住石HD」が該当していました。
「1514 住石HD」が条件達成
3/12 で2日連続ストップ安になった銘柄は、住石HD(1514)です。
私も経験したことがないので想定の話になりますが、
住石HDの3/12終値は2,770円なので、通常であれば制限値幅は500円ですが、3/13は4倍の2,000円となります。
770~4,770円の中で取引されることを考えると、かなり多くの上級トレーダーが参加すると予想され、ボラが大きくなるので初心者の方は注意してください。
⇧は、3/12の住石HDのチャートと出来高の表です⇧。
信用倍率が79.81倍と買い優勢なので、当面は少し上がっては大きく下がるを繰り返すかもしれませんね。
出来高だけだと、1,600後半~1,900が厚そうです。
「3778 さくらインターネット」は?
さくらインターネットも2日連続でストップ安になっていますが、JPX公式HPに記載はありませんでした。
3/12終値が、5,620円なので通常の制限値幅は1,000円です。
仮に4倍適用であれば、3/13は1,620~9,620円になります。
信用倍率は、0.9倍。
出来高は、1,700~2,300円が厚そうです。