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「NISAで不労所得生活はできるのか?」を計算してみた①

2024年から新NISAが始まりましたが、みなさんは参加されていますか?

統計によると、2024年6月末時点のNISA口座数は約2,428万口座だそうです。

日本の人口が約1億2,400万人で、うち口座が持てない17才以下は約18万人なので、約19.5%の方が利用している計算になります。

そんな不人気とも言えるNISAですが、これを利用すると
・老後2,000万問題が解消されるのか?
・不労所得生活が実現できるのか?
を試算してみました。

年末年始に「そういえばNISAって・・・」と、話題に触れる機会がある方の参考になれば嬉しいです。

*計算に誤りがあれば、ご指摘いただけると助かります

NISAの仕組み

まずは、NISAの仕組みを見直してみます。

<NISAのポイント>
①つみたて枠で投資できる上限は、年間360万円
②つみたて枠の最大投資枠は、1,800万円
③成長投資枠で投資できる上限は、年間120万円
④成長投資枠の最大投資枠は、1,200万円
⑤投資額は、購入時の価格を計算する
⑥売却した場合、投資枠は復活する
⑦売却時にかかる手数料(20.315%)が不要

つみたて枠(投資信託)の平均利回りは、3%~10%と言われています。

今回は5%で計算していこうと思います。

月10万円以上 投資できる人

資金に余裕がある方は、つみたて枠に年間120万円(月10万円)、余力を成長投資枠(年上限240万円)に投入し続けます。

順調に消化すると、成長投資枠は5年間で上限の1,200万円に到達します。

その時点で、つみたて枠はまだ600万円ですので、成長枠は持ち続けたまま、つみたて枠が上限に達する10年目を待ちます。

<10年目の状況>
つみたて投資:1,200万円
成長投資:600万円

11年目~15年までは、成長投資枠を年間120万円崩しながら、つみたて枠を120万円増資します。

理由は、年5%を得られる個別銘柄が少ないことと、複利運用する方がメリットが高いからです。

<15年目の状況>
つみたて投資:1,800万円

ただ、NISA枠の数字は購入ベースですので、実際は複利運用されています。

おそらく16年目のはじめには、口座の数字は【26,839,388円】になっています。

16年目以降は増資できませんが、さらに複利運用だけで5年間保有し続けると、20年目の終わりには【34,444,561円】となります。

ここから毎月25万円を切り崩しながら、残りを引き続き5%で複利運用し続けると【14年9ヶ月目】に資金が尽きます。

毎月20万円なら【20年1ヶ月目】毎月15万円なら【31年6ヶ月目】に資金が尽きます。

私は現在48歳で、2024年からNISAを始めました。
2023年の日本人男性の平均寿命は81.09歳ですので、仮に20年後の68歳から毎月25万円ずつ切り崩し始めるとしても、82歳までは受け取ることができます。

もちろん、この25万円に年金が上乗せされるので、ほとんどの方は不労所得生活ができるのではないでしょうか?


夢のような話は、想像するだけで楽しいですよね。

ただ、「毎年120万円(月10万円)以上、投資に回すのは現実的ではない」という方も多いと思います。

明日は、
・月5万円のケース
・月3万円のケース

明後日は、
・NISAで何を買えばいいの?
をご紹介しようと思います。

それでは良いお年を

<明日へ続く>


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