日常に必要なお金の知識④貯金ペースが分かる計算式(1)
前回までで、
・いつ必要か?
・どれだけ必要か?
・今どれだけ持っているのか?
がある程度見えてきたかと思います。
今回から3回に分けて、具体的に
・どれくらいのペースで、貯金する必要があるのか?
・今のペースなら、いくら貯まるのか?
・どれくらいのペースで、切り崩せるのか?
を計算式で出す方法をご紹介します。
今の預金は、将来いくらになるのか?
最初にご紹介するのは、いまの預金が「将来いくらになるのか?」を計算する式です。
例えば、
「いまNISAのつみたて投資枠に10万円分あり、年利5%で運用された場合に10年後はいくらになっているのか?」
という時に活用できます。
用いるのは「終価係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩
△年後に◯円必要な場合、今いくら預金があれば大丈夫か?
つぎは、「いつまでに、いくら必要」ということが決まっているけど、別の用途にもお金を使いたい場合に活躍する計算式です。
例えば、
「いま150万円の貯金があり、3年後に100万円の旅行へ行く予定がある場合。年利2%の運用することで、自由なお金は実際どれだけ残るのかが知りたい」
という時に活用できます。
用いるのは「現価係数」という値で、該当する年数と利率の枠になる数字を掛けるだけです。⇩
気づかれた方もいるかも知れませんが、年利2%で運用できるのであれば、35年後に資産は倍になります。
毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。
たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。
これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。
ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。
それではまた