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「遺伝のしくみ」を理解しよう(8)
毎週水曜日は、Newton「遺伝のしくみ」を理解するシリーズを配信しています。
どんなに難しい本でも、少しずつ読めば必ず理解できるはずというコンセプトですすめています。
遺伝といえば「メンデルの法則」
今回は、19世紀にオーストリアの修道士グレゴール・メンデルが発見した、メンデルの法則について触れます。
人の遺伝子はもう少し複雑なようですが、ベースはメンデルの法則とのことでした。
1.優性の法則
メンデルは、豆の色が黄色の純系(AA)と、緑色の純系(aa)交配してできる豆(Aa)には、常に黄色の性質が現れ、緑色の性質は現れないことを発見した。
コレを優性の法則と言い、黄色を優性形質、緑色を劣性形質としました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671545822886-kGiCw4g2YG.png)
2.分離の法則
Aaの豆から花粉・卵細胞ができるとき、A・aは分かれ別々の配偶子に入ります。
コレを分離の法則と言い、優性の法則と併せて考えると、黄色:緑色=3:1になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1671546263014-H9REqLzOyL.png)
3.独立の法則
メンデルは、豆の形にも優性形質(丸形:BB)と劣性形質(しわ形:bb)があることを発見しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671547047166-p6QCVbQmJT.png)
色とは別に独立して遺伝することから、複数の種類の形質が独立して遺伝することを「独立の法則」としました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671547555161-WejfoP2wSi.png)
黃丸:緑丸:黃しわ:緑しわ=9:3:3:1
次回は、「人の遺伝子はもう少し複雑だ」です。
それではまた