(前半)話題の「放送法について」よく分かっていないので調べてみました
最近、国会で話題になっている、「放送法」について、みなさんは理解できていますか?
僕は正直、よく理解できていません。
なぜ高市大臣が責められているの?
総務省の内部文書って何?
って感じです。
そこで詳しい方から見ると不十分だと思いますが、自分なりに勉強のつもりで調べてみたので、僕と同じく「よくわからないけど、興味ある」という方は参考にしてみてください。
構成は2部になっています。
今回は、「放送法」「内部文書」についてです。
来週は、「今回の放送法を巡る流れ」についてを予定しています。
放送法ってなに?
放送法は、放送免許を取得した放送局がどのような内容の番組を放送するかについて規定した法律で、これにより一定のルールに従って番組を制作・放送することが求められています。
たとえば、放送局が国民の健康や公共の秩序、社会的な倫理観に反する内容の番組や、児童に対して不適切な表現や内容の番組を放送することを禁止しています。
さらに、政治的な主張や宗教的な内容を含む番組を放送する場合には、公正・中立な立場を保つことが求められます。
つまり、政治的な主張や宗教的な内容を含む番組を制作・放送する場合には、その主張や内容についての異なる意見や反論も放送しなければなりません。
また、放送局は視聴者からの意見や苦情に対しても、適切な対応をすることが求められているので、仮に視聴者からの意見や苦情を受け取った場合には、速やかに調査を行い、適切な対応をしなければいけません。
これらを堅苦しく書くと⇩になります。
内部文書の要旨
2014.11.26
礒崎首相補佐官から総務省放送政策課に電話。
放送法の「政治的公平」について補佐官への説明を依頼。
「補佐官はTBSサンデーモーニングに問題意識がある」と述べた。
2014.11.28
礒崎氏が総務省幹部に「一つの番組でも明らかにおかしい場合があるのではないか。考えを聞かせてほしい」と指示。
2014.12.25
礒崎氏が総務省幹部に「知恵を出してほしい。一つの番組で政治的公平を欠くような『極端な事例』を考えて持って来てほしい」と伝達。
2015.2.13
高市総務相が総務省幹部と「そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?この答弁は苦しいのではないか」「官邸には『総務相は準備をしておきます』と伝えてください」とやりとり。
2015.2.18
山田首相秘書官が総務省幹部に「今回の整理は(内閣)法制局に相談しているのか?放送法の根幹に関わる話ではないか」「どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないか」と懸念を示す。
2015.2.24
「官房長官にお話しいただくことも考えられる」と述べた総務省幹部に対し、礒崎氏が「この件は俺と総理が2人で決める話」「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。首が飛ぶぞ」などと発言。
2015.3.5
山田秘書官から総務省幹部に電話。安倍首相に礒崎氏らが説明し、「総理からは政治的公平という観点から見て、現在の番組にはおかしいものもあり、現状は正すべき、とのご発言」があったと伝達。
2015.3.6
礒崎氏が総務省幹部に「総理が一番問題意識を持っているのはNHKの『JAPANデビュー』だが、これは過去の話。今はサンデーモーニングに問題意識を持っている」「とにかくサンデーモーニング。総務省もウォッチしておかなきゃだめだろう」「あんまり無駄な抵抗はするなよ」と発言。
高市総務相が総務省幹部に「本当にやるの?」「民放と全面戦争になるのではないか」と発言。
2015.3.9
高市大臣室参事官から総務省幹部に連絡。「政治的公平に関する件で高市大臣から総理に電話(日時不明)」「総理から『今までの放送法の解釈がおかしい』旨の発言」。
いかがでしたか?
今回の記事を書くにあたっては、あえて左派的な報道が多いとされるメディアの記事を参考にしました。(僕はどちらかと言えば右派より)
もし今回の内部文書が正しければ、とんでもないことだし、正して欲しい内容でもあると思いました。
次回は、「今回の放送法を巡る流れ」について、予算委員会での質疑を元にまとめていく予定です。
それではまた