「NISAで不労所得生活はできるのか?」を計算してみた②
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
さっそくですが、まずは昨日の続き「月5万円、月3万円のケース」をご紹介します。
月5万円 投資できる人
月5万円投資するケースでは、2つの選択肢が考えられます。
2つの選択肢
Aはうまく行けば短期間で5%以上の利益を得ることができますが、知識や時間を費やす必要があり、また資金が減少するリスクもあります。
とはいえ、生活資金に補填する可能性がある方は「A」がオススメです。
一方、ラクして確実に前進したい人や、投資金を満期まで必要としていない人には「B」がオススメです。
ちなみに、つみたて銘柄(投資信託)も価値が下落する可能性はありますが、ポイントは成長投資枠と違い「ドルコスト平均法」が採用されている点です。(*詳しくは、後の「つみたて枠で購入する銘柄」で説明します)
Bを深堀りします
仮に、月5万円をつみたて投資した場合、1,800万円の枠を使い切るには30年かかり、年5%で複利運用した場合、終了時には【41,785,392円】となります。
「え?月10万円の人より増えてるじゃん!」
と思われた方もいるかも知れませんが、複利運用は年数を重ねるほど膨らむので当然の結果です。
ちなみに、月10万円で15年でNISA枠を埋めた人が、30年目まで複利のみで運用すると【56,730,519円】なので、投資額が多いことにデメリットはありません。
私の年齢は48歳なので、30年投資続けるのは非現実的です。20年間まで続けたとして、その時の口座額は【20,636,753円】。
ここから毎月20万円を切り崩しながら、残りを引き続き5%で複利運用し続けると【10年4ヶ月目】に資金が尽きます。
毎月15万円なら【14年9ヶ月目】、毎月10万円なら【26年3ヶ月目】に資金が尽きます。
2024年度、65歳の人が受取れる年金(国民年金+厚生年金)の月額平均は、男性14.9万円・女性9.3万円。老齢基礎年金(国民年金)だけの方は、平均月額5.6万円です。
NISAのみで不労所得者になるには、このあたりが限界だと思います。
月3万円 投資できる人
最後は月3万円と、より少ない予算を考えてみます。
3つの選択肢
じつはNISAの恩恵が大きい人とは
・つみたて枠を活用できる人
・単元未満株を活用している人
・若い人
の3タイプです。
Bができるのは若い人だけ
仮に3万円で1,800万円の枠を埋めようとすると、50年かかってしまい私には現実的ではありません。
が、「社会人なりたての方」「子どものために」という方の参考に伝えると、毎月3万円を50年間続けると【80,391,632円】です。
羨ましいほどの資金力ですが、万が一「年金制度が崩壊して受け取れなかったら」を仮定して、毎月35万円を切り崩すケースで考えてみます。
前項同様、残りを引き続き5%で複利運用し続けると【31年6ヶ月目】に資金が尽きます。
毎月40万円なら【25年2ヶ月目】です。
18才からはじめて、50年間つみたてて、25年間で使い切った頃には93才。
若いというのは、本当に羨ましいですね。
いかがでしたか?
私たちは、
・銀行に預けても年利1%未満
・物価は毎年2%上昇
という時代を過ごしています。
つみたて投資なら年利5%は夢ではありませんが、慣れない人は不安ですよね。
それでも何もしなければ、今日の100万円は来年99万円の価値になっています。行動することで未来を変えましょう。
明日は、
・NISAで何を買えばいいの?
をご紹介しようと思います。
<明日へ続く>