約1年「NISAで毎日積立」したらこうなった
昨日から2025年の取引がスタートしましたが、みなさんは順調な滑り出しでしたでしょうか?
今日はNISAのつみたて投資枠に、私が「毎日積立」した3銘柄の状況を公開したいと思います。
2024年は一時大きな下落があっただけに、毎月積み立てよりも毎日積立の方がパフォーマンスが良かったのではないかと思います。
今年からNISAを始める方はもちろん、「毎月積立」を選択している方の参考になれば幸いです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
1つ目は王道の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
組入れ銘柄は、聞き馴染みのある会社ばかりなので安心感があります。
1年間の動向は⇩です。
8月はじめに一時マイナスになりましたが、終わってみると損益率は「+14.01%」となりました。
アメリカ企業は強いなという印象の1年でした。
SBI・新興国株式インデックス・ファンド
2つ目は、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド(以降、雪だるま)」です。
組入上位は台湾のTSMCがトップ。次いで中国、インド株が並びます。
1年間の動向は⇩です。
こちらは、S&P500以上にマイナス圏を推移しました。
中国のデフレ懸念の高まりと、インドの想像より鈍化な成長により、S&P500よりは緩やかな伸びとなっています。
年間の損益率は「+7.53%」でした。
iTrust インド株式
最後は「iTrust インド株式」です。
組入上位の銘柄は⇩です。
SBI新興国と重複しているのは、2位・4位の企業です。
なぜ「雪だるま」と「iTrustインド」で、上位の購入銘柄が異なるのかという疑問があるもいらっしゃると思います。
じつは、「雪だるま」は時価総額加重平均型で、「iTrustインド」はアクティブ運用型(成長性や収益性などを分析)の投資信託なんです。
1年間の動向は⇩です。
グラフこそ地味ですが、3銘柄の中ではマイナス圏にいる期間が最も短く、アクティブファンドの恩恵があったのではないかと感じています。
年間の損益率は「+7.42%」でした。
おまけ(eMAXIS Slim全世界株式)
おまけにはなりますが、2024年に最も話題になったオルカンの利益率をご紹介します。
こちらは家族が毎日積立で「eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)」へ投資しているものになりますが、11.47% のパフォーマンスだったそうです。
大切なのは10年後・20年後
積立投資は、ドル・コスト平均法という「一定金額で権利(口数)を買えるだけ買う」という方式です。
つまり、購入時は安値で大量保有し、売却時は高値で取引するというのが理想的なんです。
そして、NISAの積立枠の上限は年間120万円という上限があることから、全体枠の1,800万円を埋めるためには最短で15年かかります。
今年売ってしまうのなら、高値を維持しているオルカンやS&P500はオススメですが、長期保有を目的にされるのであれば話は別です。
一般的に投資信託は3~10%の利益率といわれているので、それ以上になってしまうと下がるリスクが高まっていきます。
既に高値で推移しているものよりも、まだ燻っている銘柄を選択するほうが良いと思います。
例えば、インドは成長こそ鈍化傾向ですが、大きな成長を遂げるという予想は変わっていません。
中国がこの20年で目覚ましい成長を遂げたように、他国でもそれが起こる可能性は十分にあります。
いま利益が20%になったと喜ぶのもいいですが、20年後に200%になったと喜ぶ投資行動を私は目指したいと思います。
ということで、今年も毎日積立をがんばります。