関節に対する基礎運動学と生体力学の原理の適用⑧負荷とストレス
毎週木曜日は、セラピストが基礎知識をつけるための情報を配信しています。今回は、【負荷とストレス】についてです。
体に影響を与える2つの力
外的な力:負荷
内的な力:ストレス
体は常に、内外から力学的な力の影響を受けています。
外的な力とは【負荷】とも呼ばれ、代表的なものに⇩があります。
・重力
・慣性
・筋の作用
・地面の抗力 など
一方、コレに対抗して作用する、内的な力を【ストレス】と呼びます。
つまり【ストレス】とは、外部から加えられた負荷に対して反応する抵抗力のことなんです。
負荷の種類
負荷は⇩のいずれかの力として、体に単独または複合的にかかります。
・緊張力
・圧迫力
・捻転力
・剪断力
これらの負荷は、脊柱に変形を生み出そうとし、骨や軟部組織はコレに対抗します。
脳は、この対抗力が高いほど【ストレス】を感じます。
そして、負荷に耐えきれなくなった時、体は症状をだします。
まとめ
治療をする時、【負荷】と【ストレス】の関係を考えることができれば、何を取りの置くべきかが見えてきます。
もっと具体的に言うと、ストレスを取り除こうとするセラピストは、癒やし系で、負荷を取り除こうとするのが治療系ということです。
みなさんは、どちらを取り除く治療をしていますか?
ではまた