ツリーハウスをつくる【ジョイント】
1.工法
ツリーハウスを木に固定する方法は
(1)GL工法
(2)サンドイッチ工法
があります。
今回作りたいツリーハウスはGL工法で行います。
専用のボルトを木に差し込みツリーハウスを支えるとっかかりにします。GL工法を選んだ理由はサンドイッチ工法よりも木への負担が少ないからです。
2.ホストツリーの形状
今回ツリーハウスを設置する予定の木は「ケヤマハンノキ」で幹回り630㎜で、幹の直径は180㎜です。
ホストツリーは一本ので、2メートルの高さまで幹がまっすぐ伸びていて、そこから4方に枝分かれしている。
そこで、ツリーハウスを支える方法は幹から斜めの木材を四方に伸ばして、床面を支える。
3.ボルトと斜め材の接続の形状
ツリーハウスの基礎は幹から斜めに出した支えで床部分を支えます。(トップ画像のイメージ)
その斜め材と幹に差し込む専用ボルトの接続複数の形状がある。その中から図1にある3つの形状から今回採用する形状を選ぶ。
上段は専用ボルトが上部にあり、斜め材を釣り支えるようになる。
中段は専用ボルトは下部にあり、長めに突き出したボルトに斜め材が乗るようになる。
下段は専用ボルトが下部にあり、斜め材を下から支える。
それぞれの形状の長所短所をまとめると以下になる。
上段は力のかかるベクトルの横縦共に木と材の間に金属板材があって、広い面積で支えられる。ただし雨などの水分が斜め材と金具の隅にたまり腐食する。
中段は木に接する面積が少なく、摩擦による負荷が少ない。幹から突き出す長さが必要になり、ボルトに負荷がかかり、折れる原因になる。
下段は雨水が金具に溜まったりしない。下にかかる力に対しては金属と木材をねじなどで支えるためねじが斜め材に与える負担が大きい。
木に負担をかけない点では中段の形状が良いが、一方でボルトの強度を補うために工夫を考えたい。
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