ツリーハウスをつくる【ジョイント案】
幹に差し込むボルトと床面を支える斜め材を接続する金具のデザインを考案した。
これまでの接続用の金具の形状をヒントにして
①木への負担を少なくする
②ボルトへの負担を少なくする
を両立できる形状を考える。
下方向にかかる力に対してはなるべく幹から突き出すボルトの長さを短くする。
横方向にかかる力に対しては木に接する部分をボルト部分に集約できるようにする。
そこで、ボルトにブラケットと板を取り付ける金具を合体させることにした。
ツリーハウスでよく使用される専用ボルト(ガルニエ・リム)に取り付ける金具(アレスター・ブラケット)は板幅が50㎜である。このブラケットに垂直に板を取り付けて斜め材の受けにする。
さらに下向きの力をブラケットで直接支えるために板幅は30㎜ほど加える。
ここでボルトは木の直径に加えて80㎜の長さが必要である。加えて、ブラケットを固定するボルトを取り付ける長さ20㎜を足す。
幹の直径はおよそ180㎜である。もし幹を貫通させて両側に斜め材を取り付けるとすると必要な差し込みボルトの長さは一本あたり380㎜である。
今後は寸切全ねじを購入して試作をしてみる。
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