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お給料とやりがいと、自分の市場価値
昨年の春頃から多くの企業で賃金が上がり始め、10月には最低賃金も上がりましたね。嬉しい人もいれば、まだ十分ではないと感じる人もいると思います。
賃金
賃金とは、会社から従業員に支払われる「労働の対価」のことです。つまり、働いてくれたことに対する報酬です。人によって受け止め方は様々ですが、生活していくために必要なもの、仕事の成果に対する評価、仕事の楽しさなど、様々な要素が関係していると思います。
仕事のやりがい
仕事に対するやりがいは人それぞれです。好きな仕事をしている人もいれば、そうでない人もいますし、職場環境も人によって異なります。仕事にやりがいを感じるかどうかに加えて、給料という要素が加わると、「今の仕事は自分に合っているのか」「適切な給料をもらえているのか」と考える人もいるのではないでしょうか。
給料と幸福度
給料と幸福度は必ずしも比例するものではありません。以前、私は保険会社で働いていましたが、給料は高かったものの、労働時間が長く、プレッシャーも大きかったため、ストレスを感じていました。土日も休みが取れず、頻繁に電話がかかってくることもありました。
今は社会福祉法人で働いていますが、保険会社の時と比べると給料は低いです。しかし、職場の仲間にも恵まれ、やりがいを感じていますし、社外の人やお客様との出会いにも恵まれています。労働時間もほとんど定時で終えることができます。
私にとって今のほうが幸福度が高いと感じています。これは、以前高いお給料を得ていた経験があるからこそ、今の状況をより良く感じられるのかもしれません。もし、比較対象とする経験がない場合は、自分の市場価値がどのくらいなのか、調べてみるのも良いかもしれません。
自分の市場価値
自分の市場価値を考える上で、会社員は会社から様々なサポートを受けていることを忘れてはいけません。通勤費、オフィス環境、設備、福利厚生など、会社は従業員に多くのものを提供しています。もちろん、給料もその一つです。
「自分はこんなに成果を出しているのに、給料が少ない!」と感じる人もいるかもしれません。しかし、その成果は本人の努力だけでなく、「会社の看板」があるからこそ得られるものも大きいと思います。自分の市場価値を測る際には、会社が提供してくれるこれらの要素を考慮して考えてみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。