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人生100年時代のわたしの社会実験⑨ セカンドキャリア

もし、4年前希望退職しないで会社に残っていたら、

どうしていたんだろう。

再雇用を選択して自分にあと5年の猶予を与えていたのだろうか?

だけどその5年間の給料は手取りで15万円にも満たない額。

貯えのないわたしだからきっと生きていけない。


再雇用制度って、

退職前とほぼ変わらない仕事をしながら

給料だけが下がる。

そりゃ、モチベーションはあがらない。

不思議な制度だ。


万一、私に一生暮らしていけるだけの貯えがあったとしても、

一昔前に読んだ楠木新さんの「定年後」という本の中にある、

退職することによって生まれた時間をどのように過ごしていいかわからない。

ことになっただろう。


2018年3月1日。

わたしは自由の身になった。

どこへ行くにも、なにをするにも自由だった。

だけど、会う人が居ない。

だってみんな仕事をしているから。

その日のFacebookの投稿にこんなことを書き込んでいる。

身分、無職、初日。
今、真っさらの状態の身分に、何を名乗るのだろうか?
何にでもなれる自由。これは今までに味わった事のない感じ。
「自分は何によって憶えられたいのか?」をとことん追求していこう。

開放感たっぷりの心境だったんだ。


そして誰とも会う約束はなかったが、

3月1日。

同じ希望退職した同僚と大阪第三ビルで偶然遭遇。

3月2日。

グランフロントのナレッジサロンで資料作成していたら、前職で同じ社長直轄プロジェクトをやっていた元同僚30歳に偶然声かけられる。

3月3日。

難波のパークスで嫁さんとパンケーキ食べに行って順番を待ってたら中学の同級生が偶然目の前を通りかかる。

わたしはこういう偶然が大好きなんです。

退職後、人との繋がりが途切れ途方に迷う方が多い。

だけど私は50歳の頃から人との繋がりを意識して生きて来た。

その結果がこの退職後3日間で証明出来た気がした。

1年間のギャップイヤーの間も、

フリーランスになって仕事を始めてからも、

わたしはずっと人との繋がりに支えられてきた。


前出の楠木新さんの「定年後」と言う本の帯に書かれている、


定年後の最大の問題は何か知っていますか?
健康?お金?いいえ、孤独です。


退職してから一度たりとも孤独を感じたことはありません。

これほど人との繋がりを大切に思うことも過去サラリーマンの時にはなかったことです。

孤独を感じるどころか、

人との奇妙なご縁を感じてばかりです。

友達の友達はみな友達だ。

まさにそんなことを実感しています。


やりたいことで満たしていきましょう。

やる意味のあることで満たしていきましょう。

やるべきことで満たしていきましょう。



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