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投資商品は窓口で購入するべき?ネット証券を利用するべき?

2024年から新NISAが始まりました。

これにより投資の非課税枠が大幅に拡大し、制度の恒久化と非課税期間の無期限化が実現したため、多くの人の関心を集めています。

実際にNISA口座開設件数は急増していて、個人の資産運用に対する姿勢も大きく変わってきました。

同時に各銀行や証券会社は広告を強化し、顧客の獲得に力を入れています。

ちなみに日本人がこれまで投資に対して消極的だった背景として、

①公的教育で金融教育が行われてこなかったこと

②性格上、安定した預金を選ぶ傾向にあったこと

③ギャンブルなどと結びつき、偏見やネガティブなイメージを持っていること

④デフレ経済が長く続いたことでリスクを取らない預金が良いと思い込んでいたこと

などが挙げられます。

最近この考え方が変わりつつありますが、上記の理由ゆえに投資に対する体系的な知識を持つ人が少ないのも事実です。

そこで今回はテーマを1つに絞って、投資を始めるにあたって証券会社や銀行の窓口に行ってはいけない理由をお話ししたいと思います。

窓口で購入するメリット

対面面談が可能

銀行や証券会社の窓口では、担当者と直接相談することができます。

投資初心者や不安を感じる人にとっては、(一見)安心感をもたらしてくれます。

(一見)人とのコミュニケーションを重視する人に向いています。

窓口で購入するデメリット

手数料が高い

なんといってもこれが一番大きいです。

まず、購入時手数料。
100万円を元手に投資したいと思っても、手数料で3%引かれたら97万円からのスタートになります(NISAで買える商品はノーロードといってこの手数料はかかりません)。

また、信託報酬といって、投資商品を管理・運用してもらう手数料がかかります。
これが年間1%〜2%程度と非常に高いです。

時間と場所の制約

窓口での取引は店舗の営業時間内で行う必要があります。

日中忙しい人や遠方に住んでいる人は特に不便かもしれません。

ネット証券で購入するメリット

手数料の安さ

投資商品に限りませんが、一般的に人を介さない契約は手数料が低いです。

先ほどの信託報酬をみても、年間0.1%もかからない商品だってあります。

また、少額投資に対応していることが多いので、これから始める方にも適しています。

投資の手軽さ

ネット証券では、スマホやパソコンを使って24時間いつでも取引が可能です。

毎月1万円の定額投資など、最初に設定してしまえばとても楽なのも魅力の一つです。

ネット証券で購入するデメリット

自己判断が必要

ネット証券では担当者はいないため、情報収集や判断は自分で行う必要があります(担当者がいれば安心とは言ってません)。

自分で操作が必要

取引のためにネット証券の画面を自分でいじる必要があります。

僕の周りにはこれが難しいからと投資をしない人もいます。


結論 ネット証券を使え!

証券会社や銀行にお勤めの方は、会社の利益や自分の評価につながるような商品をお客さんに勧めざるを得ません。

そういった商品は一般的に手数料が高かったりハイリスクな商品になってしまいがちです。

ただ、そこで働く人たちにも生活があるので、窓口での購入を完全否定するつもりはありません。

ただ、少なくともこの記事を読んでくれた方たちには一歩立ち止まって、自身の資産を守る・なるべく安全に増やす運用を模索していただければ嬉しいです。

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