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就労伴走事業部密着企画!〜クリスさん×ネントリーズ社後編〜

"This Month's Feature 今月の特集"では月に1度、WELgeeの活動の最前線で何が起きているのかをお伝えしています。

前回に引き続き、This Month’s Featureでは数ヶ月間にわたって就労伴走事業部に密着取材を行っています。今回は、3月からネントリーズ株式会社でお試し雇用を開始するクリスさんの初出勤の様子、またクリスさん・ネントリーズ社の方々の想いを紹介します!

▲クリスさん×ネントリーズ社前編はこちらから。就労伴走事業の概要やクリスさんとネントリーズ株式会社がマッチングに至るまでを紹介しています。

クリスさんの初出勤に密着!

3月8日、クリスさんは就労伴走事業部坂下とともに、渋谷区・笹塚に位置するネントリーズ株式会社のオフィスに初めて出勤しました!

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オフィスでは人事部の田中さん、管理部の山口さんが温かく迎えてくださいました。クリスさんは管理部所属のエンジニアとして働かれます。

まずはじめに、業務で使用するパソコンやアプリケーションの設定作業、雇用契約書の確認から行われました。ほとんどが日本語での入力・確認作業でしたが、田中さんや山口さん、就労伴走事業部坂下の助けを借りながら進めていきます。途中、フランス語(クリスさんの母国コンゴではフランス語が使用されている)に堪能な社員の方等のサポートもお借りし、完遂しました。

また休憩中には、「どこに住んでいる?」「日本語はどのように勉強したの?」などクリスさんに社員の方々から質問を投げかけられ会話が弾みました。終始、和やかな雰囲気で、温かく手厚くクリスさんをサポートしていただけている印象でした!

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続いて、オフィスの案内とともに、各部署に挨拶回りに。

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その後は、今後の業務についての説明が行われました。クリスさんはシステム開発の経験を活かしてネントリーズ社の業務に携わります。また、勤務時間や朝礼・終礼、組織の全体像について等もご説明いただきました。

最後は、就労伴走事業部坂下がオフィスの自席につくクリスさんを見届けて初出勤の伴走は終了。ここからクリスさんの新たな挑戦が始まります。

WELgeeは希望を与えてくれる

ネントリーズ社でのお試し雇用に至るまでの就職活動、そして初出勤を経て、クリスさんは今どのように感じられているのでしょうか。

「職場に加わって1週間がたった今、とても幸せに感じています。目的を持って生きていられる感覚です。自分の人生の計画が立てられ、人生をきちんと整理できているような。就職する前は、何もしないでただ1日1日を過ごすこともありましたから。」

「最初の1週間の仕事はとても興味深いものでした。私にとって仕事は挑戦の連続ですが、人間として日々精神的に成長させてくれます。」

また今まで一緒に活動してきたWELgeeについて、クリスさんは以下のように語ってくれました。

「WELgeeに対してはポジティブな感情しかありません。WELgeeの皆さんは私が仕事を見つけるために戦ってくれ、そして就職が成功しました。ビザや日本語力などの問題、それに新型コロナウイルスによる不況も重なって、私が日本で就職するのはとても難しい状況でした。でもWELgeeは私に希望を与えてくれました。

一人の「人材」として採用する

ネントリーズ社の津島社長・宮田副社長にも、クリスさんのお試し雇用や多様な人材の採用にかける想いを伺いました。

まず、なぜクリスさんを採用されたのかについて。

宮田さん「(クリスさんのMeet Refugee Talentsの記事を読んだ時)生まれた場所が違うだけで同じ人間なのに、優秀な未来ある若い人材が自分ではどうしようもない力が働いて母国を離れなくてはいけない背景があると知って、言葉では表せない感情が湧き上がりました。」

「初めにクリスさんとランチに行った時には、肌の色や使う言語が違うだけで、日本人と変わらない優秀な人材だと思いました。また、所作等をみて礼儀正しさや勤勉さを感じ、しっかりとした教育を受けられた方だろうなとも感じました。そこですぐ、お試し雇用からでいいのであればぜひ採用したいと思いました。」

津島さん「僕自身が過去にクリスさんの故郷の隣国を数カ国渡った経験があり、その環境の中でクリスさんが培ってきた学業やエンジニアとしての経験を知った時に日本人以上のハングリー精神を感じました。礼儀正しさや勤勉さ等も感じたのですぐ受け入れたいと思いました。」

▲クリスさんのMeet Refugee Talentsの記事はこちらから。

また、クリスさんの採用とネントリーズ社の「世界中で働く人々の笑顔と未来をつなげよう」というビジョンには相互性があるとも語っていただきました。

宮田さん「私たちの受容的な組織文化であればクリスさんの笑顔と未来も繋げられるのではないかと思っています。クリスさんが組織に溶け込んでくれることがすでにビジョンの達成の一つなのではないかと感じています。」


では、クリスさんを採用する際に不安や懸念はなかったのでしょうか。

津島さん「社内が新型コロナウイルスの影響でリモート勤務を進めている中受け入れることにはハードルを感じましたが、幸い日本語・英語以外の言語も話せる社員が数名いたこともあり、それ以外は不安はありませんでした。」

宮田さん「ネントリーズの特徴として、ちょっとやそっとでは驚かない風土があります。ビザの関係で別の場所へ行かなくてはいけない、ある理由で働けなくなった等のことが起きても、じゃあ一緒に働けるときにまた会おうだったり、こうしたらいいのではないかだったりという建設的な話をすぐに出せる組織です。だから心配はありませんでした。」

「クリスさんの採用も出会い方の一つだと思っています。私たちとしては、採用に際して出会い方も国籍も意識していません。組織の考え方に共感してくれている人であれば、世界中の人を採用したいと思っています。」

既存の枠組みをなんとかアップデートしたい

また津島社長・宮田副社長に今まで協働してきたWELgeeの印象についても伺いました。

津島さん「WELgeeの皆さんはすごく実直に動いてくださっている印象です。クリスさん一人の橋渡しにこれだけリソースを割いて繋げてくれるんだ、相互理解のサポートをしてくれるんだと。」

宮田さん「WELgeeとはとても親和性を感じます。私たちのようなベンチャー企業はある一定の枠組みや既得権益を作り変える試みをやっていく組織です。私たちの携わる物流・建設業界は日本を支える大きな市場ですが、アップデートが必要な業界でもあります。2つの業界を盛り上げることが未来の日本を創るという使命感を持って取り組んでいます。」

「WELgeeも大きな壁にぶつかりながら、国の仕組みに立ち向かう挑戦を一歩一歩進めていると思います。並大抵以上の熱量を持って物事を動かそうとしているんだなと感じました。そのような、既存の枠組みをなんとかアップデートしようとしている熱量やベンチャー精神に共感します。

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クリスさん、ネントリーズ株式会社、そしてWELgee。取材を通して、三者全員が共通して"多様な人材が多様に活躍できる世界線を作る”という想いを体現し、全力で挑戦を続けていると感じました。

三者が協働して日本社会に仕掛ける新たな挑戦が今後どのように発展していくのか、今からとても楽しみです。今後の三者の活躍にぜひ期待と応援をお寄せください!

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WELgeeでは、難民人材に特化した伴走型人材紹介サービス『JobCopass』を通じて、クリスさんのように「難民」と呼ばれる人たちが、これまでに培ったスキルと経験、あふれる情熱や志、逆境の中でも道を切り拓き、挑戦を諦めないタフネスを活かして、日本の企業に貢献できる仕掛けをつくっています。

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