Jonah君のトレード考察
FA開幕前後の忙しなさも過ぎ、BengalsだけでなくNFL全体でほとんどニュースがありませんでしたね。書く事が無ければ記事をお休みせざるを得ないなと自分で勝手に納得して更新をさぼっていました。
ここからはFA 定点観測ver2.0、ドラフトプロスペクトチェックの順でやっていきたいと思います。その後に新加入選手の記事を書こうと思っています。
状況
昨シーズン開幕前に5年目オプションを行使し、実力を示すシーズンとなりましたが、SuperBowlに出場した一昨年シーズン程の安定感は無く、特に怪我を抱えながらの出場となったシーズン終盤はパフォーマンスが安定しませんでした。それでも彼が怪我で欠場したプレーオフでは、彼の不在が悔やまれる試合でしたのでNFLの平均以上のスターターである事は変わらないと思います。そんな中で今オフBengalsはOrlando Brown Jr.をKCから獲得し彼をLTで起用する事を明言しました。てっきりJonahのRTへのコンバートは本人の了承済みかと思っていましたが、どうやら伝えていなかったらしくJonahはチームに対してトレード要求をしました。Jonahは来シーズン5年目オプション下でのプレイになるのでトレードすると約12mのCap Spaceが空きます。また今回の1件で話を難しくしているのがJonah自身がLTでのプレイを希望しているという事です。簡単にまとまるようなトレードでも無さそうですし、来シーズンの開幕からBengalsのRTでプレイしていても全く驚きません。
トレード先
NYJ
実現度:本命
現状のチーム状況的には一番可能性の高いチームかなと感じています。NYJのスターターを張れるOTはM.BectonとD.Brownなので、BectonをRTとして起用しパスプロテクションの安定感に定評があるJonahをLTとしてトレードするのはA.Rodgersを獲得を目指しているNYJにはピッタリ当てはまると思います。ネックになるのは現時点でのNYJのCap Space的にはトレードと同時にJonahと契約延長を結ばなければいけない点ですね。
TB
実現度:本命
今オフに長らくスターターLTを務めたD.Smithをリリースし現時点でLTが空いている数少ないチームです。TBもNYJと同じようにトレードと同時に契約延長を結ぶ必要がある点がネックです。チーム状況的にWin Nowモードでは無いのでJonahにチャンスを与えやすい状況なので可能であれば、Cap Spaceを開けて来シーズン様子をみたい所ですね。
TEN
実現度:穴
ここからは上2つのチームに比べるとトレードの可能性がぐっと下がると思います。TENはLewanをリリースし、チームとして一つの時代に区切りを付けました。今オフにLewanの代わりとして元PHIドラ1のA.Dillardを3年契約で獲得しており、Nicholas Petit-FrereやD.Radunz等の近年のドラフトで指名した若手もいるのでJonahを獲得するとすれば、彼等のような若手を諦めた事になるので確率は低いのかなと思いますが、Jonahの実力的にLTを任せてもらえるチームなのは間違い無いです。
NE
実現度:大穴
NEは当面のスターターに目途はたっていますが、アップグレードは狙いたいと思います。また現時点でスターターになるであろうT.BrowmとR.Reiffの2人の契約が来シーズン限りで切れてしまうので、Jonahを後釜として獲得するのは考えられる動きだと思います。
PIT
実現度:大穴
チーム同士の関係性を考えると成立する可能性はほとんど無いと思いますが、それでも今のPITのスターターOTの2人は若いですが明らかに良いスターターではありません。Jonahの実力を考慮するとLTのスターターを任せてもらう事が出来るチームの一つだと思います。
雑感
ここまであくまでトレードを成立させる前提で書いてきましたが、現時点でLTのスターターが不透明なチームはそこまで無く、その中でJonahを受け入れる事ができるチームとなると本当に少なかったです。トレード要求が出た時は2巡が欲しいと言っていましたが、実際に考えてみると3巡の補填ピック~4巡を貰えれば充分ですね。12mというCap Hitを考えるとそれも厳しいかもしれません。Jonahは間違いなくNFL Top15に入るLTですが、手に入らないレベルの選手では無いですからね。個人的にはなんだかんだRTとしてBengalsに残ってるのかなと思います。来シーズンプレイせずに終わるという最悪の結末だけは避けて欲しいです。この難しい状況はTobin含むフロント陣の手腕が試されますね。
~See you soon~
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