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2022 NFL Draft 2巡60位


初日を終えて残るニーズ

1-31でDaxton Hillを指名したことで、2巡以降で指名の可能性が高いと思われていたDime, 控えSF, 控えSlotの3つのスポットが埋まったので、上位指名を使って埋めたいニーズは

🍎と競い将来的にはChidobeに次ぐエースを担えるようなCB

昨年のOgunjobiの担っていたB.J.HillとのDTのローテーション要因

の2つと思われます。特に下のローテーションDTはHillの控えではなく、Hillと同じレベルの活躍を求められる中々ハードルの高いニーズ。

初日が終わった時点での主な候補選手

CB

・Andrew Booth Jr(Clemson)→MIN(2-42)

・Roger McCreary(Auburn)→TEN(2-35)

・Kyler Gordon(Washington)→CHI(2-39)

~壁~

・Martin Emerson(Mississippi St.)→CLE(3-68)

・Coby Bryant(Cincinnati)→SEA(4-109)

・Alontae Taylor(Tennessee)→NO(2-49)

この辺りが、Bengals界隈のMock等で良く見かけていた選手達だろう。上から3人は1-31での指名もちらほら見ていた選手。Emersonは身体能力でここまで評価を上げた選手で、Bryantはフィルムで評価されていた地元Cincinnati大の選手。TaylorはTop30 visit listに載っていた、注目していたのは間違いない選手。

DT

・Logan Hall(Houston)→TB(2-33)

~壁~

・Phidarian Mathis(Alabama)→WAS(2-47)
・DeMarvin Leal(Texas A&M)→PIT(3-84)
・Perrion Winfrey(Oklahoma)→CLE(4-108)

Hallは2-63まで落ちてくれば大勝利。下の3人は2-63で指名しても全く文句ない3人。三者三様の特徴がある。MathisはEveryDownで活躍できそう、体格的にもローテーション要因として文句なし、何よりも安心安全のAlabama産。Lealはプレッシャーかけるのが上手な選手。最初はPass Rush専門かなサイズ的にも、若干選手としての特徴が被るのが懸念点だな。Winfreyはスタートに命を懸けてるタイプ、スタート命系の選手はあんまりNFLで通用しないイメージがあるから怖いんだけど、SeniorBowlの1on1 Drillがめちゃめちゃ良かったので評価に悩むところ。

2日目開始

Bengalsファンの一縷の望みを簡単に打ち砕くように、Booth,Hallの1巡からのスリップ組が2巡の上位で売れていき、McCreary,Gordonの2巡候補も手の届かない範囲であっさり指名させれる展開。BALのDavid Ojabo(Michigan)というFuck Pickに失神しかけるなど、そんなこんながありながら
2-60のBUFのタイミングでTradeがあり上がってきたのはまさかの我らがBengals。まさかトレードアップするとは、驚き。
BUF: 2-60⇔CIN: 2-63,6-209
まあ3スポットという事もありそんなに出血の無いトレードアップ。
てことで

Now On The Clock

トレードアップしてることもあり、すぐに指名が入り指名されたのは

2-60 Cam Taylor-Britt(Nebraska) CB

なるほどなぁ、てっきりLeal or Winfreyの二択のメンタルで待ってたけど、SFとKCの前に出たってことを考えれば納得のCB指名。2-60の時点で残ってたCBの中では実績、身体能力を含むポテンシャル的にも頭一つ抜けている完成度。残っていたEmerson,Bryant,Jones等はそれぞれフィルム、身体能力、サイズに懸念点を持つ中々のリスキーPickになっていた可能性がある中では、後から冷静になって考えてみるとトレードアップの判断、Pick含め納得のPick。ZacがHCになってからドラフトでの指名が非常に理にかなっている。


プレイスタイル

ハイライト通り身体能力はオバケ。最終年にDPIが劇的に増加したのも身体の使い方が分かってきた感があって好印象。タックルも少し正確性には欠けるがハードで期待できる。今のCB陣に無いフィジカルな要素を持っている選手。

Strong Point

・WRのblockに対して強くHitしWRをコントロールするPowerがある。
・Boxの外側をしっかり守る事が出来るタックルの強さを持つ
・Blockerの処理が上手
・Bumpが強くWRを簡単にRouteに出さない
・抜かれた後にリカバリーできるだけの直線スピードがある
・ボールに対する反応が良い
・クロージングスピードが速い

Weak Point

・アグレッシブなタックルだが、正確性には改善の余地がある
・WRのQuick Routeにしばしば遅れを取り、Agilityに懸念
・ブレイクがまだ滑らかでは無く、方向転換に苦労する時がある。

雑感

素晴らしい指名だと思います。この記事を書いてるタイミングでちょうどNYGがJames  Bradberryをリリースしました。未練杯で獲得した選手なだけに行き先は気になりますね。彼がBengalsと契約しなければ開幕時のCBのスタメンは🍎ではなく🐰じゃないかと期待してしまう程、どの試合でも安定感のある選手。(CTBを🐰と呼ぶ理由は下記の記事をご覧ください。)
特に下記のvs Minnesota戦は一見の価値ありかと、彼の身体能力が堪能できる試合となっております。
Nebraskaの最終年にはキャプテンも務めており、オフシーズンではボランティア活動や病院への訪問等のコミュニティに積極的に参加していたようなので人柄含めファンから愛される選手としてとても期待してしまう。落ち着いて振り返ってみると、あのタイミングでのBest Pickだったと現時点では思わせてくれるポテンシャルを持った選手を獲得できたと思います。


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