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2023 NFL Draft 2巡60位

 Murphyの記事から約10日ですかね、もう少しペース上げられると良いんですけどね。早速2巡の話に移りましょう


当日の流れ

 2-33(TEN) Will Levis(Kentucky)QB
 
前年のWillsに引き続きQBをDay2で指名。Tannehileも健在の中でQBが大渋滞の印象。少し試したWillsに迅速に見切りをつけ、よりQBらしいLevisに時間を与えるシフトチェンジはスマートな印象を受ける。Willsさえ無ければTannehileからの世代交代としては頷ける指名。

2-35(LV) Michael Mayer(Notre Dame)TE
 今でも悔やまれる選手。個人的にはWallerよりTEらしい選手なのでLVによりフィットすると思う。1年目から活躍が難しいTEというポジションでも平気で活躍するはず、予想は700yd。

2-36(LAR) Steve Avila(TCU)OG
 
ドラフト嫌いのLARとは思えない程のシュアピック。個人的には今年No.1IOLの即戦力を指名。恐らくゆっくり再建を始めると思うので、再建の邪魔もせず、活躍してもsalaryの嵩みにくいというポジションという事も加味して良いピック。

2-44(IND) Julius Brents(Kansas State)CB
 プロスペクトチェックでも気になったフィジカルなCB、前年のCINに指名された🐰を思い出す指名。スタメンにはあっさりなれそうで外れるリスクはそこまで無さそう。

2-45(DET) Brian Branch(Alabama)DB
 Day1で指名が無く、Day2までGreen Roomに残り続けたメンタリティーは明らかNFL向き。しかも指名されたDETの雰囲気にも合いそうで、ニーズ的にも痒い所に手が届く便利屋DBを2巡は羨ましい、後は使いこなすだけ。今ドラフトでも一番好みなピック。

2-49(PIT) Keeanu Benton(Wisconsin)DL
 相変わらず良い選手がなぜか落ちてくるPIT。こんなに憎たらしくて、羨ましいチームを他に知らない。HeywardのTuittに変わる相棒としてすんなり収まりそうだし、嫌なFront7の面子は継続。Pickettの負担をDで減らせる嫌な指名。

2-52(SEA) Zach Charbonnet(UCLA)RB
 前年にK.Walker Ⅲ指名したにも関わらず、Walkerと併用で遜色無いRBを指名。2人がシーズン通してフレッシュな状態で走り続けると考えると、1巡のJSN指名も相まってGenoの負担の少なさに驚愕。QBに依存しないチーム作りはNFLで珍しいので来シーズン一番気になるチーム。

2-57(NYG) John Michael Schmiz(Minnesota)C
 HCがDabollと新GMになってからのNYGはこれまでと打って変わってしっかり筋の通った指名や、オフシーズンの動きが目立つ印象。前年までにOTを1巡で固め、今年の2巡でTop OCの指名はOLを大切にしている感じが好印象。後はJonesがもう一皮剥ければ、NFCの台風の目になるかも。


2-60 DJ Turner(Michigan) DB

 Mockでは1巡での指名も何度も見かけたCB。実際は前年に引き続き2巡での指名。チームとしてはDにお金を使い、Oは若手で凌いできたフェーズから、Oにお金を使いDを若手で凌ぐフェーズへの移行を前年度のドラフトから初めていたので、🍎→🐰の世代交代を済ませたので、Chidobe→Turnerの世代交代を見据えつつ、来シーズンに向けては怪我の多いCBに先発級の選手を3人廉価で確保するという非常に良い指名だと思います。また🐰とタイプも正反対に近いので、どちらも失敗するというリスクを減らす意味でも先が気になる指名です。

Profile&Stats

生年月日:2000年11月9日
出生地:ジョージア州グウィネット郡スワニー
身長:5'11'(約180cm)
体重:178lbs(約81kg)

DJ Turner RAS
DJ Turner College Stats

 実は1巡のMurphyとは同じジョージア生まれという事もあり、幼馴染らしいですね。幼馴染の2人がそれぞれ別の道で頑張りNFLで同じチームに指名されるとは何ともエモいエピソード


Film Feeling

 TurnerはvsOhio State, vsPenn State,  vsMaryland, vsPurdueの4試合をチェックしました。
 Man Cover, Zone Coverに限らずPass Coverは即戦力だと思います。特にMan Coverに関してはNFLの中でもTopランクだと思います。どの試合でもMan Coverでセパレートされているシーンは殆ど見受けられませんでした。Ohio State戦でもM.Harrison, JSN等のTop10クラスのWRに対してもしっかり付けていたと思います。一方フィジカル的にはディスアドバンテージがあるので競り合いで取られるシーンはvsOhio Stateでは何度かありました。
 🐰と異なるのはタックルの強さですね。Turnerはタックルが下手とまでは思いませんが、決してタックルが強かったり、上手いという訳では無いですね。🍎よりは強いかなといったイメージで、今のBengalsのCBには無いシャットダウンCBになる可能性を秘めた選手だと思うので楽しみです。

Strong Point

・Collegeでの最後の2年間は、QB Rating62.2という傑出した数字を残したアスレチックコーナー。
・Losに立ち、ルートの早い段階でしっかりバンプを繰り出し、クイックネスを活かして、ボールを投げられてから素早くWRに寄る事が出来る。
・ターナーは腰を反転させて走ることができ、スピードも速くDeep Routeにも置いて行かれない。
・ "Freak's List "で31位にランクイン。GPSで時速23.07マイルを記録し、40ydを4.28で走る。3コーンでTurnerはこの昨シーズンオフに6.29を記録しており、ストレングスコーチたちは、オクラホマ大のジョーダン・トーマスが2018年に樹立したコンバイン記録の6.28を更新する可能性は十分あると考えている。(※実際のコンバインでは3コーンはやっていない)
・体格の割にはタックルが不得手なわけではなく、基礎はしっかりしている
・流動性、スピードがあり、Slot WRもMan Coverで守ることができる。
・下半身をWRにミラーリングしながら方向転換する能力があり、Press/Man Coverでの堅実なプレーに繋がっている。
・フットボールIQが高く、QBの視線でReadして積極的にWRのRouteの間に入りPDすることができる。

Weak Point

・マンコーナーが得意だが、ゾーンは苦手。
・ターナーはバックペダルや、ブレイクでもたつくことがあるため、足運びは成長の余地が残っている。
・大型WRや、ハイボールでの競り合いのシチュエーションでは苦戦を強いられる。
・RZ, GLでは競り合いが増える為、狙われる可能性がある。
・大学通算INTがわずか3回という少なさ。
・大学では外CBを務めたが、体格的にはSlot CBの可能性がある。
・プレースタイル的に、慣れるまでは反則が増えそう。特にZone Cover
での反則が増えそう。

雑感

 今年のドラフトでは一番好きなピックです。指名されたポジション、指名巡、指名された選手全てに納得の指名だと思います。Chidobeの状態次第では開幕戦から外CBを務める事も出来ますし、もしスターターになれなくても、Pass SituationでHiltonと交代したり、6人目のDBとしてMan Cover要員として起用できるのは、これまでのAnarumo_Dには全く無かったエッセンスなのでどのような起用をされるのかが非常に楽しみな選手です。唯一のネックはタックル周りですね。タックル強度はCollegeとNFLで大きく隔たりがあるので、弱点にならないように祈るのみです。

~See you soon~

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