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Congratulations B&B


 ようやくFA市場もひと段落してきました。Bengalsも残りの注目の動きはJonahのトレード、TEの獲得くらいですかね。そんな中で個人的に来てほしかったForster Moreau(LV)がNOでのメディカルチェック中にホジキンリンパ腫という病気が見つかり、どのチームにも所属せず治療に専念することを発表しました。非常に残念ですし、少しでも早く完治して彼がまたNFLのフィールドに立つ事を願っています。

 今回はこのオフ市場でBengalsに別れを告げ、新天地への旅立ちを決めた2人のWho Deyについてです。

Jessie BatesⅢ

Contract

CIN→ATL-64m/4y
 個人的には少し安く済んだなという印象です。ギリギリBegalsでもO.Brownとの契約を考えると手の届く範囲の契約だったので、FAでBatesクラスの年齢と実績の選手を獲得すチャンスは少ないので18-19m/y程度の契約になると思っていました。それでもSF4位になる年平均の契約なので、契約に見合う活躍ができると思いますし、願っています。

Career Stats

Bates Regular Season Stats
Bates Playoff Stats

 2018年のDraftの2巡54位でWake Forestから指名されルーキーイヤーから5年間ずっと95%以上のDefense Snapに出場し続けてくれました。ルーキーイヤーにはAll Rookie Teamに選ばれました。そこから3年連続で100TKLを達成していますが彼は決してハードタックラーではありません、何ならBoxから離れれば離れる程輝きを増す1High SFです。それに今シーズン以外はタックルミスの多さが唯一と言っても良い弱点でした。ここ2シーズンはフロントが安定したのでタックルの機会が減り、インパクトは薄くなりましたが、1High SFとしての役割に限ればNFL Topだと思います。Tweetの動画などは守備範囲と反応の速さという彼の良さが良く現れたPlayだと思います。
 一番インパクトを残したのは間違いなく2020シーズンだと思いまし、実際にAll-Proにも選出されています。このシーズンに残した15PDはリーグトップの数字です。パフォーマンス自体は落ちてないですし、なにより能力は確実に向上していると思うのでATLでは2020以上のパフォーマンスを期待しています!


Bengalsに来る前

Bates College Stats

 CollegeではWake Forestで2,3年生の2年間スターターとして出場し、2018年DraftにアーリーエントリーしBegalsに指名されました。
 スターター2年間で6Int/10PDというCollege時代から今と変わらない安定した成績を残しています。CollegeではPRとしても起用されていますが、BegalsでのPRとしての起用はありません。Collegeのハイライトも載せておきます。

新天地での期待

 ATLは今シーズンからDCが元NO DLCのRyan Nielsenが就任しました。彼は2017年からNOでDLCを務めていたので、V.BellがNOに所属していた時のNOの様な1High SFを中心としたSchemeを使用する事が予想されています。このSchemeはDeepを守るSFの能力にDefenseのレベルが左右されるSchemeなのでBest Fitかなと思います。CINのDCのLou AnarumoのSchemeでは1Highだけでなく、Box付近や、MtoMなど本当に様々な事をやっていたのでどんな事でもある程度は出来ます。それでもATLではCBにA.J.Terrellがいるので彼以外の補助に専念できると考えればBatesは来シーズンキャリアハイのStatsを残し、M.Fitzpatrick(PIT)やD.James(LAC),JSimmons(DEN)のいるAFCと違い、NFCの競争相手はそこまでハイレベルでは無いのでPro Bowlに選ばれてもおかしくないと思います。

Vonn Bell

Contract

CIN→CAR-22.5m/3y
 手が出ないという金額では無いと思いましたが、Begalsはより安価な契約をBellに提示していたようです。若いOffenseコアの3人との契約を見据えるとScottとの契約に提示した額程度しか程度出来なかったんだと思います。約半額でのオファーなのでFA市場に出て新天地に行くのも理解できます。CARにとっても良い契約だと感じます。非常にナイスガイで熱血漢なので、J.HornやJ.Chinn等の若手DBのメンターとしても適任だと思いますし、非常にやれる事も多くFootball IQの高い選手なのでチームにもたらすプラスは非常に大きいと思います。

Career Stats

Bell Regular Season Stats
Bell Playoff Stats

 BellはBurrowの指名された2020オフにFAでNOからBegalsに18m/3yで加入しました。加入初年度はBatesと共にスターターSF2人とも100TKL達成という珍記録を記録するほどDefenseの尻拭いをしてくれました。シーズンを重ねる度にAnarumo_Dとの親和性が高まり年々パフォーマンスが上がっていきました。Anarumoからの信頼も非常に厚く、今シーズンはキャリアハイのStatsを残し、Bates以上のインパクトを残してくれたと思います。
 本来のSFの役割である、DeepをCoverしたり、TEやWRをMtoMしたり、Box内に入ってRun Stopに加わるだけでなく、BlitzでQBにPressureをかけたりと非常にVersatailな選手でBatesに比べるとよりAnarumoらしい選手だと思います。だからこそBellには残って欲しかったのですが、D.Hill指名との兼ね合いもあり放出という結果になりました。

Bengalsに来る前

Bell College Stats

 名門Ohio StateでFRから3年間試合に出場し続け、2016Draftにアーリーエントリーし2巡61位でNOに指名されました。今回初めてBellのCollegeでのStatsを見ましたがSO時代の6INTはビックリですね。
 NOではルーキーイヤーから四年間スターターを務め毎年70%以上のDefense Snapに出場しています。おそらくパスシチュエーションでは他の選手と併用されていたんだと思います。NOでもBatesと似たタイプのM.Williams(現BAL)とSFコンビを組んでいます。

新天地での期待

 CARもATLと同じく来シーズンからDCが変わり、今シーズンDENでDCを務めていたEjiro EveroがDCに就任しました。DENはチームの成績こそ振るいませんでしたが、そんな中でもEjiro Evero率いるDefenseはどの数値でも軒並みリーグ上位の成績を残しています。Bellは今シーズンDENでKareem Jacksonが担っていた役割をCARで任されると思います。今シーズンのパフォーマンスを考えるとK.Jacksonと同等かそれ以上のパフォーマンスを残せると思います。一つ懸念点を上げるとすれば、コンビを組むSFがこれまでの、M.WilliamsやJ.Batesと違い1High性能にそこまで優れていない点ですかね。

雑感

 BatesとBellの2人は在籍期間ずっと変えの効かない選手でした。Batesはチームが弱い時期から支え続け遂にはAll-Proにも選ばれ、Defenseで一番のスター選手でした。Bellも契約した時は地味な印象でしたが年々パフォーマンスを向上させ、昨シーズンはBates以上の存在感を示してくれましたし、生え抜きでは無いにも関わらずBegalsに対する愛情常に表現してくれました。BatesとBellが一緒にプレイした2020年から2022年までの3年間は贔屓目抜きでNFL TopのSF Duoだったと思います。彼等には何度も助けられましたし、何度も度肝を抜かれました。奇しくも2人一緒に新しい道を歩む事を選びましたが、彼等のこれまで以上の活躍を願っていますし、いつかはBegalsに帰って来て欲しいと思っています。最後に彼等2人がいかに最高かが存分に伝わる動画と画像を載せてこの記事を締めたいと思います。

最高だったコンビ

~See you soon~

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