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22-23 Pre Week1 vsARI&開幕までの注目ポイント

 今回ものんびりしていたらWeek2が終わってしまいましたね…Week2も早めに出せるようにします。
 さて我がBengalsの22-23シーズンはPaul Brown Stadiumから今オフに名前を変えたホームスタジアムのPaycor StadiumにArizona Cardinalsを迎えての開幕となりましたね。意外とARIとのレギュラーシーズンでの対戦は記憶に無く、Burrowが加入してかは初対戦になるのでは無いでしょうか?ARIといえばNFLのAoNが至高ですね、あの時のメンバーのMathieuやCampell等の未だ現役の選手は応援してしまいます。(余談ですけどNOのMathieuのユニフォーム姿めちゃめちゃカッコイイですよね。)

 そろそろ肝心の試合に話を移しましょう。まず結果からいきます

CIN23-ARI36●

しっかり負けましたね、Pre Seasonは結果よりも内容が大事だという事は理解しつつそれでも勝って欲しくなってしまうのがファンの定め。いくつかのトピックに分けて試合を振り返って行きましょう。

・ドラ1 Hill君デビュー

 O,D共にスタメン級の選手はほとんどお休みの中、おそらくBatesが開幕までに帰って来れないのでFSのスタメンになるであろうドラ1のDaxton HillがNFLデビューを飾りましたね。正確には把握できてませんが、結構なスナップ数に出場していましたね。
 前評判通りのクロージングスピードの速さで、的確にRun Supportしていました。ただBatesと同じくタックルにキャリアに対して前のめりになるシーンがあり、改善の余地があるかなと思いました。
 意外だったのが、NFLの2nd Teamレベルなら平気で1highをこなしていた事ですね。Michigan時代にはScheme的に1highがほとんど無かったので、どこまでやれるかは未知数でしたが、とてもスムーズに動けている印象でした。

 このPlayなんかは特にBatesそっくりですよね、現時点でBatesレベルとは言えませんが、ひとまずBatesの穴を埋める目処がたったと言えると思います。
 つらつら述べてきましたけど特筆すべきはMtoMの上手さですね。現ロースターのSF陣は決してMan Coverが得意では無いのでありがたいですね。MichiganでもSituationによってはWRとMtoMもしていましたし、Batesよりも汎用性という点では優れているかもしれません。

・熾烈!?WRロースター入り争い

  正直この時期にWRについてのお話をする事は無いと思っていました。それはBengalsには既に、Chase, Higgins, BoydというNFLでもTopクラスのWRトリオがいるのであまり心配は無いのですが、ロースター入りする6~8人となるとまた話は別です。ARI戦では上記のWRトリオの3人に加えて#80 M.Thomasと#17 S.Morganの2人もお休みだったので、トリオにこの2人を加えた5人はロースター入りは固いのかなと思っています。
 なのでこの試合に出場していた6~8人から1,2人がロースターに残るイメージだと思います。そんな熾烈な争いの中でこの試合で頭一つ抜けた感のある2人を紹介します。
 ・#11 Trent Taylor:4/4 74yd
 ・#19 Kendric Pryor:4/7 89yd
 この2人ですね。正直この試合に出ていたWRの中ではTaylorは実績でも実力でも格が違う印象がありますね。なんてったって昨シーズンのAFCCCのvsKC戦で2ptを成功させるキャッチをしていますし、昨シーズンはチーム唯一のまともなPRでしたし、ロースター入りは確実だと思います。
 なので今回お話したいのは今年のUDFAでWisconsinから来たPryor君ですね。彼はTaylorとは違い純粋にWRとしてロースター入りする可能性が高いのでは無いかとおもいます。この試合での彼の4キャッチをまとめた動画を作りました。この動画で注目して欲しいのはキャッチ力の高さです。1,2Play目では相手のDBにタイトにカバーされているSituationでもしっかりキャッチしていてとても好印象です。
 3,4Play目ではキャッチ力も光りますがしっかりとフリーになっていて、DBをリリース出来ている所も評価できますね。Chase, Higgins, Boydに次ぐ純粋な4人目のWRとしてATLに移籍したTateの役割を担えると思います。懸念事項はこの試合の相手であるARIはCBのレベルがNFLでも下位なので、レベルが上がった時にどこまでできるかがまだ分からない所ですかね。


・結局LGのスタメンは誰?

要はCarmanで確定なの?Volsonで行くの?Spain先生に頭下げて戻ってきてもらうの?
 この三択ですよね。現時点でSpainが他チームと契約してないので、最終的にSpainにするとしてもPre Week3まではCarman, Volsonの2人を競わせるのは間違いないでしょう。
 この試合ではCarmanを1st、Volsonを2ndで起用していましたね、パフォーマンスから言うとCarman<Volsonだったと思います。相手もメンバーが変わっている事から簡単にVolsonがスタメン!とは言えませんが、Carmanとスタメンを競わせる事が出来る若手が出てきたのはチームにとっては間違いなくプラスですね。
 Carmanは昨シーズン同様にRun Blockでの強さを見せましたが、Pass Protectionに関してはまだぎこちなさを感じさせますね。
 一方VolsonはPass Protectionが安定しており、相手のBlitzやDLのクロスに対しても綺麗に処理していました。お互いに異なるStrong Pointをしっかりアピールできておりまだまだスタメン争いは続きそうです。


・OL,DLのデプスは大丈夫?

 一昨シーズンはどちらも質量共にNFL最低クラスだったO,DのLinesですが、昨シーズンは見事に明暗が別れました。
 Readerの復帰、Hendrickson,B.J.Hill,Ogunjobiの加入に加え、HubbardがDTからDEにポジションを戻したことで完全に復活。アナルモ_Dを支えスーパボウル進出の大きな力になりましたね。
 一方のOLはReiffの加入と、Carman,D'Ante,Hillの指名という将来への投資を優先した補強となりシーズンが開幕しました。スタメンRT候補であったReiffが前半戦で怪我をしてしまいシーズン後半は主にPrinceがRTを務めていました。これによってPrince-Carman/Adenijiというなんとも怖い右側のOLとなり、プレーオフでのBurrowへのSack祭りへと繋がっていきます。今オフはここにCollins,Cappa,Karrasを加えスタメンをようやくNFLレベルにしました。
 これによってO,D共にスタメンに心配はいらなくなりました。ここで不安になってくるのがDepthの厚みです。
 DLから確認して行きましょう。
 ・DEの控え→Ossai/C.Sample/Spence/Gunter/Karrem
 ・DTの控え→Carter/Tisdale/(Sample)
 ・NTの控え→Tupou/Shelvin
現在のDepthはこんな感じですね、Ossaiは昨シーズンはプレシーズンで怪我をして試合に出てないので、新戦力ですね。DEはOssaiとSampleの2人は確実にローテーションに絡んでくると思います。2年目コンビの成長が昨シーズンからのDEの成長に繋がるので期待しています。彼ら2人はDEとしてタイプが異なるのでそれぞれ2,3年後にHubbard→C.Sample、Hendrickson→Ossaiの世代交代ができると素晴らしいですね。
 DTはOgunjobi→Carterの変更となっていて初戦を見るかぎりローテーションとしてCarterは申し分無いと思うので期待できそうです。Tisdaleもキレのある動きを見せていたのでロースター入りの可能性は充分にあると思います。
 問題はNTですね。ReaderはDefenseで1番替えのきかない選手だと思います。Tupouは今更成長がとかのレベルでは無いので、Shelvinに期待ですね。ルーキイヤーの昨シーズンは前半はほとんど耳にしませんでしたがシーズン後半にかけて徐々に出番を増やし、プレーオフのvsTEN戦では4thDownギャンブルでKing Henryをタックルしてるのがとても印象的でした。まだまだ荒削りですけどReaderの後継者になりうる選手だと思っています。
 次にOLを確認していきます。
 ・OTの控え→Prince/D'Ante/Cochran
 ・OGの控え→Volson/Adeniji/Gaillard/Noel/Gilliam
 ・OCの控え→Hill
こうやって見ると昨シーズン出場機会を得たメンバーが多いので控えとしては頼もしく感じますね。懸念点は初戦を見ている限り、昨シーズンからの成長がいまいち感じられない部分でしょうか?特にPrinceは試合で出てきたらBurrowが無事でいられるよう神頼みするレベルですね。D'Anteは控えのメンバーの中ではイチオシにさせて頂きます。フットワークの軽さが魅力的ですね。

・TEが足りない?

 TEは今オフにUzomah→HurstにスタメンTEが交代になりましたね。Uzomahのキャラクターは貴重ですが、Burrow,Wilson,Jonah,Chase等の若手達をHilton,Hubbard,Boydが支えてくれると思います。純粋なTEとしての能力はHurstの方が高いと思うので期待しています。
 問題はD.Sampleが怪我をしたことですね。彼は3年前のドラ2ですが、ブロッキングTEとして貴重な役割を担ってくれてました。そんな彼が抜けたので2TEのフォーメーションを多用するとBengalsはTEは3人Depthに必要です。D.Sampleの開幕戦には間に合わなそうなですが怪我はそれほど重くないようなので、残りのプレシーズンはMoss,Eubanks,Rigg,WilcoxによるTE3を巡る争いが加熱しそうですね。MossとWilcoxの2人は昨シーズンもチームに帯同しておりその時はWilcoxがTE3で、MossはPSだったので今年もそうなのかなと思います。これは選手としての優劣では無く役割との相性だと思います。
 BengalsのTE3は主な仕事はRun Blockです。なのでレシーバーとしての能力に優れるMossはPSで、よりBlockのできるWilcoxがTE3だったのだと思います。なのでTE3に入るにはWilcoxよりもBlockが上手いことが条件となります。個人的には今TE3を争っている4人は全員若いので全員頑張って欲しいですが、LSU繋がりでMoss、フィルム的にはRiggに期待してしまいますね。

終わりに

長くなりましたが、Pre Week1のレビューとWeek2,3そして開幕前の注目ポイントを述べてきました。Week2,3のレビューはもっと軽いものに使用と思っています。

~See you soon~

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