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だけ友が語るパリとニューヨークのペット事情


3-2 ペット事情 タイトル

こんにちは。パリとニューヨークに暮らしてるだけの友達同士、ゆりとゆうが語るペット事情です。


最近、ニューヨークのゆりの愛犬、クーパーが1歳の誕生日を迎えました!!!人間でいうと7歳で、やんちゃ盛りです。
1年前の今頃、クーパーはゆりとゆりの旦那さんに動物保護団体を介してアダプトされ、家族に一員になりました。みなさん、どうやってペットを見つけますか?


日本では、近所で野良犬、野良猫を見つけて受け入れたのがペットを飼うきっかけになったりしますが、ペットが飼いたい!と思って探す、となるとペットショップが主流だと思います。もちろん、違う方法を使う人もいますが、一番最初に思いつくのはこれではないでしょうか。


ニューヨークでは、というか、アメリカでは、ペットショップもあるけど、アダプトを斡旋している動物保護団体にアプローチして探す、という人がたくさんいるようです。たとえば、クーパーがいた動物保護団体は、シェルターでの殺処分率が高いケンタッキー州から犬を引き取って、ニューヨークでイベントなどを開催し、里親を探しています。飼い主が見つかるまでの間はボランティアの家で預かって、その間に里親審査が行われます。この審査もなかなか厳しくて、書類審査をはじめ、面接を経て、保護犬の性格に合うか、将来起こりうる問題に対処できるかなどを吟味されて、条件を満たせてようやくアダプトできる、という仕組みです。これから直面するかもしれない問題が事前にわかるから、心の準備ができるし、ボランティアの人達、里親になったもしくはなろうとしてる人達とも、情報交換ができて結構よいです。


フランスでは、ペットショップをあまり見かけません。パリに住んでるゆうの知り合いで動物を飼ってる人達は、友達のお母さんのいとこの友達の家で子猫が生まれたから、譲ってもらった、といった感じで、動物の生まれた家庭から直接アダプトする人が多いみたいです。子犬、子猫譲ります的なサイトもよく使わてるし、近所でいろんなものを格安で譲るショッピングサイトなどでもアナウンスがで出たりするから、ペットが欲しい人はそういうところで見つけるようです。ゆうの旦那によると、フランス人はペットショップに対して悪いイメージがあるらしく、ペットと言えば、家に入ってきたとか、どこかからもらってきたとか、そんな感じだそうです。そういえば、ゆうの旦那の同僚の家の猫が、その家にやってきた話が、フランスでのペットの飼い始めを網羅してて個性的なので、ここに紹介します。


ある夜、その家の娘さん(10歳)が、マンションの「ドアの外からネコの声が聞こえる!!」と両親に訴えたところ、パパが、「そんなわけあるか~ここ、5階やぞ!ウワハハ!」とばかにしました。確かに、パリに建物は中庭があったり、コード付きの門を2つくらい超えないとアパートの階段までたどり着けなくて、難しいです。でも、娘さん、猫が好きでずっと前から飼いたかったし、猫を一目みたいから、あきらめません。「絶対、猫だよ!!」すると、パパは「ありえないよ~絶対聞き間違いだよ。もし、本当に猫がいたら、飼うって約束してもいい!」と応戦しました。それを聞いて、娘さんが意気揚々とドアを開けたら、なんと、猫が居ました。。。その夜は遅いので、とりあえず家で預かって、次の日、獣医に連れて行って飼い猫か調べてもらおうとしたら、猫を探してるっていう張り紙があって、昨夜の猫は、下の階から抜け出してきた猫だったようです。さらにその次の日、猫の飼い主が、ワイン片手に御礼に来ました。「あなた達の家族、本当に猫が好きそうですね。ちょうど、私がこの子をアダプトした知り合いの家でまだ子猫に飼い主を探してるから、どう?」パパが娘さんに約束してしまったし、タイミングよく子猫情報も手に入ったし、そんなこんなで、この家族のもとに子猫がやってきました。めでたしめでたし。

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ペットが家族の一員になるまで、それぞれの違う物語があって面白いですね。動物の話っていつまででもできるし、それで盛り上がるのは全世界共通かもしれません。

もう少しペット事情が知りたい方は、ポッドキャストもどうぞ。

Ep.3は、パリとニューヨークは犬派?ネコ派?ゆりの家の愛犬の可愛いエピソードや、ゆうの家の近所のネコの頑固エピソードなど、それそれの住んでるところでの動物保護の話など、動物がメインの回です!!




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