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だけ友が語るパリとニューヨークの医療制度

10-2 タイトル

病院に行くの嫌や!
こんな子供みたいなことを思ってるのは、私達だけ?日本に居たときはそんなに強く思ったことないのに、今は行くたびにビビってる。私達のビビる理由はそれぞれいろいろあるけど、なんでか医療システムの違いにはなかなか慣れない。今回は、病院にまつわるびっくりした話をちょこっと紹介。

アメリカは医療費の自己負担額が高いことで有名だけど、本当にお金がかかるから怖い。それぞれが入ってる保険によって違うから、どれくらいかかるんやろっていつもビクビク。なんせ、後から請求されるから。それに対してフランスでは、登録は大変やったけど、国民保険がカバーしてくれる範囲が広くて安心できる。

私達はよく、プロセスが違ってビビる。いつもめっちゃ質問されるし、弱ってるからなのか、緊張してピリピリしてるからなのか、些細なことも気になっちゃって戸惑うのかも。
特に、パリでいつもビビるのは、病院が、アパートとか普通に誰かの家みたいなところだから、本当にここでいいんかな?っていつも不安になる。


フランスでは、一般的に病院に行くことを”Chez le médecin (医者の家)に行く”って言うように、本当に、お医者さんの家に行く。Hôpital(病院)っていう単語もあるけど、これは大きい施設を指していて、手術とか、重大な病気にかかった時行くところだから、普段はお医者さんの家。フランス語習ってた時は、この言い方、変やなって思ってたけど、実際に行ったときに納得したのと同時にびっくりした。実際にそこに住んでない場合でも、待合室とかは誰かの家感がある。
ゆうの旦那の親戚のおじさん(医者)は、フランスの地方の都市に住んでて、彼の家にも、病院コーナーがあって、中の一室が診察所になってる。普段はそこで患者を診てるから、休日にも関わらず違う病院に行くのが面倒で、居たら診てもらおうと来る人達がいるらしい。ほんで、自分の家やから、バレんように、普段は家の前にとめてる車を、庭のほうに持っていって隠すらしい。通勤楽でいいやん。と思ってたけど、休日を確保する努力が必要っぽい。


ニューヨークでびっくりしたのは、お医者さんとか看護師さんが、病院の医療服を着たまま街中を歩いてたこと。電車とかに普通に乗ってて、日本では病院の中でしか着てる人見た事なかったから、めっちゃびっくり。えっ、と思わず二度見。誰が見てもすぐわかる。余談だけど、もしこれで飛行機に乗ってくれたら、緊急時の、お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか?っていうアナウンスいらないかも?
ゆりの旦那の友達の看護師さんによると、着て帰る人は多いみたい。病院で着替えてもいいけど、めんどくさいらしい。まあ、確かに、家に帰るだけやったらそのほうが便利かも?自分の家を特定されないから休日は確保できるけど、通勤をいかに楽するかの努力が必要ということか。

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普段はただ住んでるだけだから、全然外国にいる、って感じがしないのに、病院に行く時はいつも違和感ばっかりで、異文化の真っただ中にいるって感じる。システムが違うから、働くほうも違いがあって面白い。
もう少し私達の病院に行った体験が知りたい方は、ポッドキャストもどうぞ。


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