修士卒という名の就活浪人

卒論の内容でちゃちゃっと修論を
修士1年の間は就活に集中して内定後数か月で修論を
全然研究してないけど内定があるから先生が修論を
研究室に残られも困るし卒業させるために修論を

修士号って、なに?

真面目が損する時代
上手く生きたひとが得する時代
はいはい。

どうして周りの京大生は、商社コンサルにいくの?
自分の人生かけてやりたかったことが、それなの?
給料が少なかったとしても、その仕事を選んでいたの?
文言が変わればお金が数億動くその世界に、何の魅力があるの?

私は理系脳なので、お金は何か実質的なものの対価であると、ずっと思っている。どういう売り文句でいくら売上が変わるのか、そんなこと考えるより商品そのものの質を上げてほしい。対価と思えば、納得できる。でも今の世の中、お金の価値は、所有者の言ったもん勝ち。経済を学ぶ人間ほどそれで、うんざりする。保育士、教員、介護職の方々にもっともっとお金がいくといいのに。

SNSのPRにもうんざり。あんなにPRばかりの商品を誰が買うの、Youtubeで気持ち悪い広告ばかりの脱毛サロンに誰が行くの、タイアップ投稿と書いておきながら、最近の購入品紹介で取り上げて、いいの?まぁきっとそこに疑問を持たない層が対象者であるから、私は対象外なんだろうな。それはそれで企業側も困らないんだろうな。ホリエモンがよく"バカ"というけど、バカというより"カモ"かな。

なぜ料理系インフルエンサーは、帰宅の瞬間を動画に撮っているの?忙しいといいながら、わざわざ帰宅して1回外に出て撮影するなんて、とても労力が余っているとしか考えられない。

なぜXのインプレ稼ぎのツイートは「でも注意しなきゃいけなくて…。」「落とし穴が実はあって…。」とかで終わらせてタッチをうながしているの。リプライも同業者からのサクラばっかり。どうしてそんなツイートが何万いいねもついているのだろう。

もう、噓ばーっかり。”情報戦略”ではないんだよ、それは。嘘なんだよ、詐欺だよ。就活のガクチカも、出会い系アプリの自己紹介も、Youtuberも、企業広告も、たぶん政治も。その世界で生きていけて、お金を稼げて、商社コンサルで働ける人たちは、きっとどこか人間として冷酷さを持っているのだろうなぁ。

就活って、どうして何年経った今でもガクチカを聞くんだろうなぁ。何か課題をだして、それに対する解決力をテストしたほうができる人間かなんてすぐわかるのに。
ちょっと就活をしてみたときに、嘘が前提の世界に入っている気がして、傍から自分がその世界の住人であると思われてしまってそうで、就活はやめようと思った。私は本当の世界から抜け出せない側の人間だから、まだしばらく本当の世界にいるために、博士課程に進もうと思う。博士号はきっと、世界共通の本物の証だとまだ信じてたいな。

私の卒論の内容で修士論文を書いて良い企業に就職する予定の人間がこの世にいると知り、書いた次第です。


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