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田舎暮らしなのに地図アプリなしじゃ運転できない
田舎暮らしをしているにもかかわらず、どうしても地図アプリがないと運転ができない自分に、最近悩んでいる。
生まれ育った場所のはずなのに、あまりにも道が覚えられない。
しかも、他の人たちが「この道は何度も通ってるから覚えてるでしょ?」と言ってくると、ますます自分の方向音痴っぷりを痛感する。
そもそも田舎の道って難しくないか?
田舎にはランドマークになる建物が少ないし、信号や案内板も少ない。
市街地なら「このビルを曲がって」「あの駅を通り越して」など目印があるが、田舎は「この木を曲がって」とか「川沿いを進んで」とか、かなり抽象的。
どの木を指しているのか、同じような木が何本もあるじゃないか!
そんな中で、道を一度で覚えられる人たちの脳がどうなっているのか不思議でならない。
もう一つの問題は、自分の方向感覚が常にズレていることだ。
頭の中で進んでいる方向と実際の道がまったくリンクしない。
右に曲がるつもりがなぜか左に曲がってしまったり、真っ直ぐ進むはずがいつの間にか全然違う道に入り込んでしまったりする。
人と一緒に運転していると、かなりの確率で「え、そっちじゃなくて反対だよ」と突っ込まれる始末だ。
その結果、どこに行くにもGoogleマップを使うしかない。
たとえ短距離で、何度も通ったことがある道でも、地図アプリなしでは絶対に迷う。
地図アプリに頼るのが恥ずかしい気もするが、それが自分の安全な運転に繋がっているのだから仕方がない。
そんな自分を責めすぎるのもやめようと思う。
方向音痴の原因は人によってさまざまで、記憶力や空間認識能力、さらには遺伝的な要素も影響するらしい。
もしかしたら、これは性格の一部なのかもしれない。
世の中には道を完璧に覚えられる天才もいれば、地図アプリが手放せない凡人もいる。
方向感覚は人それぞれで、どっちが優れているとかの問題ではないはずだ。
とはいえ、田舎で地図アプリを見ながら運転する自分を見て、「どうして田舎道も覚えられないの?」と言ってくる人がいたら、こう答えてやろうと思う。
「方向音痴は、冒険好きな証拠だよ。だって、毎回新しい道を発見するんだから!」