【アプデで手を焼かれたい】『Inverted Angel』クリア後感想
!!!本記事はネタバレを含みます!!!
はじめに
非常に言語化が難しいです(特にRusty Caramel Cage, Invalid Angel, Inverted Angelの3つ)。
本ゲームの評判や面白さに対して感想を書いている記事の数が多くない印象を受けるのですが、おそらく感想を「すげー面白かった!!!」しか書き切れずにいるからではないでしょうか。ですがどの感想記事もすばらしい考察をされているので、そちらも併せて見てもいいかもしれません。
そしてこのゲーム、可愛らしいパッケージに反して結構怖い演出があります。苦手な人は注意して下さい。初見時私は本気でビビりました。
本ゲームを一通りプレイできたので、私も「すげー面白かった!!!」しか書けませんがチラシの裏代わりに感想を書き溜めていきます。
各ルートへの入り方は攻略サイトを参照しました。
そういえば小耳にはさんだ噂ですが、このゲームのプレイヤーは一番最初に見たEDを親だと思う傾向が有るらしいです。よくわからないので確認してみましょう。
■Scarlet Icecream
倫理観オワオワリルート
好きだ…
一番最初に見たED。主人公と知らない女性ちゃんが互いに愛し合っていることを確認してエンドです。最も平和なエンディングで私も大好きです。
このルートの真相は殺戮にいたる病を彷彿とさせます。初っ端から叙述トリックの顔面パンチをくらってしまいました。
■Cheesecake Hallucination
自称タイムリーパールート
知らない女性ちゃんは本当に未来から来た恋人かもしれないし、そうではない不思議ちゃんかもしれない。
どちらとも考察・解釈できるように餌をばらまかれるEDです。
とはいえ置いて行かれている気もなく、狐につままれたままなのに読後感は非常に爽やかという絶妙な塩梅のシナリオでした。
■Fool On The Sugar Board
殺されそうだったルート。
ラストの問題『知らない女性ちゃんが自分を殺す目的は?』がずっとわからなくて詰まってしまいました。交換殺人という単語が出てこなくて、「アリバイを見せかけるため」「動機を隠すため」でも正解にならない。
このルートの知らない女性ちゃん、漏れにたくさんお説教してくれて嬉しいのら…
ここの漏れの彼女、ハララ=ナイトメアみたいだな~と思いながら読んでいた。
■Higher Girl Pudding
自分も恋人だったルート。
端的に言えば「スカッと」と「因果応報」。他の方の感想コメントに
も「箸休め」や「安心感」などというワードがあり、ある意味異色なルートと言えます。
このルートのみに出てくる【彼女はチューリングテストに失敗した】というポップアップが非常に興味深い演出でした。
主人公だけではなく知らない女性ちゃんもドア越しの相手が何者か、正体を突き止めようとしていた描写であるというのが他ルートと明らかに違う点でした。
(他の方の感想ブログを見て理解できた)
朝焼けを見ることなく他と比較して極めて平和的に終わる、かなり珍しいエンディングでした。
■Chocolate Hideout
主人子のカウンセラーだったルート
最初は主人子を診るただのカウンセラーだったけど日を重ねるごとに漏れに惹かれてしまった知らない女性ちゃん…あ、甘酸っぱいねぇ…(味覚障害)
グノーシアのSQちゃんを思い出しました。
■Rusty Caramel Cage
狂ってる共犯者ルート
主人子も知らない女性ちゃんもSAN値がゼロになってしましました。会話が成立して無いのに英語の教科書のような口調で話し合っていきます。
????????????????????????????????????????
■Invalid Angel
世界の因果律壊れちゃったねぇルート
Higher Girl Pudding分岐時に『彼女は本当に恋人であると信じますか?』に「いいえ」と答えるとこのED(バグ世界?)に到達。
このED、1回しか到達できないのでスクリーンショット撮り忘れる痛恨のミス…
眼から光が消えた知らない女性ちゃんから『私たちの関係は?』と問われて「こ、恋人…ですぅ……」と答えるまで空間から出られない。ちがうことを答えるとREJECTされます。
■Inverted Angel
羽根の無い天使ルート。
1週目では最後の謎解きで正解が分からずに悪戦苦闘。2週目をやっているときにようやく、この質問のトリックが(多分)理解できました。
皆さんはここの謎解き、すぐに分かったのでしょうか。どういう思考だったのでしょうか。知らない女性ちゃんに何と答えたのでしょうか。
最後に
最初の「選択肢がない」という状態に放り出された時の広大過ぎる世界への新鮮さと、何週かしていくうちに「ここで分岐ルートに入ったのか!」とか「この矛盾を指摘するにはこっちのルート必須なのか!」などのゲームの道筋が分かってくるような感覚・内部的な遷移に気付いた時の気付きで二重に楽しめる作品でした(遷移の気付きを楽しむ事が目的のゲームではないかもしれませんが…)。
周回することが全く苦にならないお値段以上に遊べた作品でした。
▼演出なのか本当にインターネットの不調なのか分からなかったやつ
▼「絶対に🔥でワイの手焼かれるルートあるやん😩」と確信してたけど無かった
🔥でワイの手焼かれるシナリオ追加!?
ここまでの長文駄文失礼いたしました。