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Claskaに泊まる

マイクロツーリズムってご存知ですか?僕は最近まで知りませんでした。
自宅の近隣への旅行(日帰りも含む)のことだそうです。
ここ数年、暇を見つけては近隣他県まで車で旅をするのにハマっています。近場でも、車で行くと非日常へ旅立つ感覚が得られるんですよね。
一方で、都内の、それも電車ですぐ行ける所では旅の達成感は得られない、そんな風に考えていました。そのため都内で宿泊を検討したことはありませんでした。

そんなある日、ヒーコのライターもされているNana*さんのnoteを拝見しました。

素敵なインテリア、おいしそうなオムレツ、Fuglenのコーヒー。
ここには非日常がある。泊まりたい…いや、泊まる!
とnoteを読んだ直後に決断。彼女に相談すると、うん、良いんじゃない?とまんざらでもない様子。
彼女の気が変わる前に部屋を相談して予約しました。

その後は他の方のnoteで予習。屋上が素敵という情報も入手しました。これは楽しみだぞ。

当日、学芸大学駅で待ち合わせして、宿へと向かいます。
10分ほどでホテルまで到着。三宝カメラの近くですが、今回は寄りません。

ロビーには静かな時間が流れていました。

チェックインし、スタッフの方と軽く談話。屋上について尋ねると、
「では、お部屋をご案内する前に、少し寄り道してみましょう」
と先に屋上を案内して頂くことに。
普段は施錠されている区画に、特別に入らせて頂きました。

視界いっぱいに広がる東京の夜景。
「手前に見える人々の暮らす景色と遠くのビル群、東京に住む人の生活が全て詰まった景色で、大好きなんです。」
案内してくださった方の言葉を反芻するように、手前から奥まで街並みを収めようとシャッターを切りました。
「空気の綺麗な朝の景色もおすすめですよ。」
とのこと。うーむ…早起きできるかどうか…

屋上を満喫した後は6階に移動。グリーンの絨毯が印象的な広い空間です。

今回泊まるのは、Contemporaryがテーマの#607 'itanoma'

itanomaの名前の通り、板敷きのシンプルな、居心地の良い空間です。

アメニティや寝間着にも統一した世界観があります。
このままずっと部屋にいたいところですが、空腹なので夕飯を食べに出かけることにしました。

ロビーのディスプレイもとても素敵で、ずっと見ていられます。

駅までの道を戻り、彼女がリサーチしてくれたヒグマドーナツへ。

ドーナツ屋さんですが、ハンバーガーも同じくらい人気があるお店のようです。今回はハンバーガーセットをオーダー。

瓶のコカ・コーラが出てくる店に外れはない法則。期待が膨らみます。

待ってる間も店内のディスプレイを見ていると退屈しません。J Dillaのレコードはドーナツ繋がりかな?高校時代流行ってたなぁ。かわいいマグカップ、今回は我慢することにしました。

かわいい旗とワイルドなハンバーガーのコントラスト、最高です。
肉を食べてる!って感じで最高においしかったです。次はドーナツを食べたいな。

部屋に戻り、窓の外を見るとバスの車両基地が。戻ってくるバスを眺めていたら、夜が更けてしまいました。
日の出を見たいので、早めに消灯です。

5:40に起床。窓の外は燃えるような空です。
急いで着替えて屋上に向かいます。

次々にバスが車両基地から出発します。ちょっとした社会科見学です。

昨晩のスタッフさんの言葉を思い出しながら、人々の暮らしに思いを馳せます。

日の出です。どんどん空の色が変わっていきました。

何でもない電波塔ですが、ときどき海外からのお客さんが東京タワーと勘違いするそうです笑
その向こうには富士山も見えました。

部屋でひと眠りしてから、1階のKiokuhへ。朝日が差し込んでとても綺麗でした。
スタッフの方に日の出を見てきましたと挨拶。
「エレベーターが動いたので、見に行かれたなと思いましたよ」
と笑顔。本当に素敵なホテルだな。

彼女は和食を、僕はイングリッシュ・ブレックファストをチョイス。
ごちそうさまでした!

Fuglenのコーヒーも、とても美味しかった。

連れてきたカメラ達も、どことなく幸せそうです。

クローズまでにもう一度行きたいと思いましたが、ほとんど予約が埋まっていました。
再訪が叶わないのは残念ですが、素敵な時間を過ごせました。

ありがとう、Claska。

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