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2021初めの随想録

2020年はとにかく特別な年だったーー
などの文言は飽きるくらいによく見るので割愛して、個人的なあれこれを書きなぐりたいと思います。

今年は作曲をしない

誰にも宣言していないけれども、そう漠然と決めて2020を過ごしたのですが、これは頑張って成し遂げるのでもなく、当然2020年にはオリジナル曲発表ゼロを達成。なんもすごくねぇ。でも僕の活動の中では初めてです。
2021は少しずつ作ろうかなと思っております。

 僕はギターはそこまでうまいタイプではなく、いい曲を書ける人という存在を目指したいスタンスなのですが、一昨年なんとなく「自分の及ばなさ」を痛烈に感じてちょっと充電期間を作ろうと思った次第です。インプットが少しだけ溜まったので気分一新できるかもしれませんし、できないかもしれません。

 真剣に創作活動をすればするほど、途中で思い悩むことが普通だと思います。活動や人生のステップとともに考えが変化することが自然なことです。5年前のツイートと矛盾することを言うこともあるだろうし、本気でやっていたバンドも解散するだろうし、Vは引退するだろうし…ある活動に区切りをつけることは悪いこと言えないと思うわけです。
 ひるがえってこの僕、創作に全然熱を入れていないので、思いつめて辞めるなどということが無いわけです。作るものは本気なので言い訳はできませんけれども。気が向いたときのみ作るわけです。

  20代まではレコーディング=記録するということで、自分の成長記録を残すことに大きな意義を感じていました。抽象的ですが頂上の景色があり、それが自分を出迎えているから、それが楽しみだから今はゴールが見えなくても登り続けることができるということ…あらゆる勉強や成長のモチベーションはそういうところかなと思います。引退したVの出雲霞さんも言ってた。ところが大きな病気や自分の気力の限界を悟ることで人生のピークを過ぎたと認識したあとは下り坂が見える。大きな不安に包まれる。そうしたときに人は狂うのか宗教か哲学に救いを見出すのか、分かれどころなんだろうと思います。これまでとは未来に見据えるものを変えていかなければいけない。いや人生の山がどこにあるかなんか後にならないと分からないんでしょうけど。そして僕はいまのとこ健康です。特に病んでません。が、少し見える景色が変わってきたのが正直なところです。

 そんなこんなで、いい年だからこれくらいは出来ないとーみたいな謎の固定観念をいただくことは増えた気がしまして、以前よりも自分の創作物や行動全般の妥協ラインを上げている気もしてます。上げるのはいいんですけど程度問題で、現実的な身の丈を超えて上げると悲惨です。
 もともと21歳のときに上げた初動画だって40分だったし、性格的に大作志向で完璧主義だとは思います。なるべく気軽に発表するように気持ちのせめぎ合いをしつつ落とし所を探るんだろうなぁと思ってます。

 というわけで、思考の構造化訓練を目的に初めたこのnoteもほとんど書けませんでした。自己満足ながら今年は月1本くらい発信したいなぁと思います。ネット上では議論も意見表明もしないと決めてますので薄味なつながりだと思いますが、今年も宜しくおねがいします。

2021.1.2 メル



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