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お金が無くても国際学会に参加するために
国際学会に参加したいが、資金が足りない…。
せっかくの機会をお金で諦めるのはもったいないですよね。
筆者も所属する研究室が予算を持っておらず、国際学会の参加に関して1円もだせないという状況でした。
しかし、今回紹介する方法を実践したことにより、総額50万円ほどの予算をゲットすることができました!
所属する研究室が予算を持っていなくても、公費で国際学会に参加するノウハウを書いていきます。
1.指導教官以外の先生に頼んでみる
所属する研究室の教授に断られても、似た分野の違う研究室の先生に相談してみましょう。副指導教官の制度がある研究科なら、その先生に頼んでみると良いと思います。
分野が近い場合は、他研究室であっても研究プロジェクトに参加させてくれたりして、そこから資金を引っ張ってくることができる場合もあります。
自身が依拠する分野の先生に積極的に話しかけにいって、国際学会への参加意欲をアピールしましょう。
予算を工面することが難しくても、同じ分野の先生に顔を売っておくことで、色んな情報が入ってきます。
この"色んな情報"がミソになってきます!詳しくは次の章で書いていきます。
2.学会の奨学金を使う
国際学会の多くは奨学金(スカラシップ)を用意しています。
しかし、世界各国から申し込みがあるため倍率は相当高くなってきます。
また、学会によっては発展途上国の方を優先するといった場合も多く、日本の学生には不利な場合もあります。
では、どうすればよいのか。狙うは国内の学会です。
自分の分野の日本にある学会の奨学金を狙ってみましょう。
日本のほとんどの学会はSNSの運用や宣伝を行っておらず、奨学金の情報は内部でしか共有されていないといったことがおきています。
予算はあるのに申し込む人がいなくて、資金をあぶらせているなんて場合もあるようです。
自身の研究室の先生のみならず、その分野の先生と広くコミュニケーションを取ることで、内部の奨学金事情が聞けたりします。
前の章でも述べたとおり、積極的に先生に話しかけていくことで、チャンスの幅を広げる事ができます。
3.運営のボランティアをしよう
国際学会ともなると参加費で5万以上なんてこともザラにあります。
高い場合だと10万円を超える学会も存在するそうです…。
渡航費も工面することが難しいのに、参加費も払うなんて厳しいですよね。
こういう場合は運営にボランティアをするので参加費を免除してほしい!とメールしてみましょう。
筆者自身、参加費が10万円かかるところ、運営ボランティアを名乗り出て無料でチケットを手に入れることができました。
運営ボランティアをすることで、オリジナルのノベルティが貰えたり、普段話せないような有名な研究者とも交流できるチャンスが増えたりなど、正直メリットしかないです。
学会の運営は人手不足のことが多く、名乗り出ると快諾してくれる場合が多いです。予算を押さえることができて、研究者としての成長機会も増やせるので、ためらわず一度連絡を取ってみましょう。