「ありがとう」の作り方
「自分のした事は、自分が好きでやった事。」とよく思う。
落とし物を拾って交番に届けるとか。
誰かを傷つける言葉を放ったりとか。
全部、自分がしたくてした事。
僕に子供はいないけど。子供が熱を出して病院に連れて行くとか、誕生日やクリスマスにプレゼントをする事や、悪い事をしたら怒るのも、全部、親が好きでやっている事なのだと思う。
そう考え始めてから、親や周りの人に「ありがとう」と言えるようになった。
僕が何かするときに、何も見返りを求めない事を意識するみたいに。
相手も僕にとって嬉しい事をする時に、何と言われるか、思われるのかを判断しないという不確実な気持ちの中で、その事をしたのかもなと思うと。
親が子供にどんな影響があるのか分からない中で(ある程度分かってるかも知れないけど)、プレゼントをしたり怒ったのかもなと思うと。
とても暖かい世界に住んでいる気がする。
不安だったり、怖かったりする中で、その一歩を踏み出してくれたという事が、僕に「ありがとう」と言わせている気がした。
親との関係が良いかどうかは別の話である。