2021/5/24-5/30 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は射手座の皆既月食があります。26日の晩、日本からも見えるので、晴れたら是非、空を見上げてみてください。詳細はこちら↓

双子座のドラゴンヘッド、射手座のドラゴンテイルの組み合わせは星占い的に好調な配置とされています。そこに重なっていく食で、かつ強い魚座木星とTスクエアを組む今回の月食は、かなり強いターニングポイントとなりそうです。双子座-射手座ラインは知的活動とコミュニケーションの世界で、魚座も「境界越え」の世界です。自他の、内外の、ここと向こうのラインを越えていくような動きを象徴する場所で、大きな星が絡み合う様子に、とてもオープンな広がりを感じます。壁を越えていく動き、価値観を変えていく動き、遠いと思っていたことが我がことになる動き、伝わりにくかったことが伝わっていく動き。そんな動きにスポットライトが当たるタイミングとなりそうです。

さらに週の半ば、蟹座でうなっているような状態の火星が、海王星とトラインを組みます。別府の「血の池地獄」みたいなイメージがわいてきます。いや、地獄みたいな週になる、という意味ではもちろん、ありません。鉄分と湧き水!熱い温泉! みたいなイメージなのです。熱い精神の高ぶり、情熱の間欠泉。行動につながる熱い衝動は、生きている実感と深く結びついています。個人的な、火がついたような怒りが、精神の最も高いところにある高潔さ、理想などと結びついたとき、「怒るべきことについて怒る」という純粋な態度が生じる気がします。

水星は30日に逆行を開始し、6月23日に順行に戻ります。双子座の強い水星の逆行が、同じく強い海王星とスクエアのあたりで起こるのがとても興味深いです。心の奥まで降りていくような真剣で清らかな考え深さ、本質を探ろうとする純粋さが感じられる形です。フィクションの真実性、文学の誠実。混乱や複雑さを恐れずにどこまでもその中心につっこんで行こうとするある種の精神的無謀さが必要になる、ということなのかもしれません。結論ありきでは本当の話はできない、というあたりを前提とするところからスタートできそうです。

今週はそんな感じです。

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