ワンアンドオンリーと書いて宇多田ヒカルと読む
もうタイトルに書いてしまっているが、宇多田ヒカルはワンアンドオンリーである。
宇多田ヒカルの前に宇多田ヒカルの予兆はなかったし、宇多田ヒカルの後もフォロワーはいたとしてもマネをしている人はいない。いや、マネしたくてもできないのだろう。メロディーも、歌詞も、歌い方も、リズム感も、声も唯一無二。そしてなにより、それほどの孤高の存在でありながら、大衆に染み込むポップさを異常なバランスで持ち合わせているという尋常でない存在。
しかもそのパフォーマンスを、弱冠15歳でデビューしてから、少しの休みはあったものの25年間トップランナーで出力し続けている。その間、すべての作品でリスナーに新たな驚きを与えている。短距離走のクオリティーで長距離走を駆け抜けている。
この驚異的なオリジナリティとヒットの再現性、例えるなら、音楽界の荒木飛呂彦か。いうまでもなく、荒木氏のマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは強烈なオリジナリティで他の追随をゆるさず、その世界を何十年も突き進み続けている。しかしジョジョと違うのは、聴き手を選ばないということだ。ジョジョは自分も大好きだし商業的にも大成功しているマンガ作品であるが、絵柄が苦手で読めないという人は多い。
さてそんなワンアンドオンリーの宇多田ヒカルが、「EIGHT-JAM(旧関ジャム完全燃SHOW)」というテレビ番組でロングインタビューを受けていた。まだ前編しか見られていないが、すでに神回確定なので内容をまとめておく。多少、筆者の意訳が含まれる点はご容赦を。
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