強みをビジネスチャンスに!週末経営合宿で生まれる具体的施策
前回は、週末経営合宿で自社の強みを深く理解し、納得感を得ることの重要性に触れました。
今回は、その強みをさらにどのように具体的な施策や新たなビジネスチャンスにつなげていくか、いくつかの具体例を交えながら考えてみたいと思います。たとえば、「自社の強みは豊富な顧客データを活用できる点だ」とわかった場合、そのデータをどのように新製品や新サービスに結びつけるかを合宿内で徹底的に議論します。
単なるデータの蓄積にとどまらず、顧客の購買パターンを分析してニーズに合った商品ラインナップを拡充したり、既存顧客のロイヤルティを高めるための会員サービスを設計したりできるでしょう。実際に合宿の場では、具体的な顧客シナリオ(例:ファミリー層か、若年層か)を想定してアイデアを出し合いながら、プランのブラッシュアップを行うのです。
また、技術面や独自のノウハウに優位性があるとわかった場合は、これまでの事業領域から少し踏み出し、新たな市場に挑戦する可能性も検討できます。
自分たちで「どのターゲット層ならこの強みをいかせるか」「他業界の企業と組むとシナジーが生まれそうか」などを話し合えば、外部パートナーとの協業や新規事業の開発といった具体的アクションを見据えられます。
週末経営合宿の一番のメリットは、普段の仕事を離れた非日常の環境で自由度の高い発想を試せること。現場のメンバーたちがそれぞれの専門知識を持ち寄るからこそ、実現性の高い戦略が生まれます。さらに、強みを活かすだけでなく、逆に弱みをチャンスへ変えるアプローチもあります。
合宿中に「実は強みと感じていた部分が、外部から見ると際立っていない」という発見があるかもしれません。その場合は、他社との差別化を図るためにどんな改良・開発が必要か、あるいは弱みを補うために
どの領域と提携するのが有効かを検討できます。これこそ、自分たちで深く考えるからこそ得られる気づきです。こうした検討を自ら行い、実現可能性まで見据えた形で具体化することで、合宿後の行動につながりやすくなります。
社内への説明も「自分たちが徹底的に考え抜いた結果」という説得力があるため、現場レベルでの納得感も大きいでしょう。単なるアイデアに終わらず、実際に行動に移すためのモチベーションが高まる点こそ、週末経営合宿の醍醐味といえます。
次回は、合宿で生まれたアイデアをどのように社内に浸透させ、継続的にフォローアップしていくかについて、具体的な取り組み例やロードマップづくりのポイントをお届けします。
ぜひ、自社の強みを活かした新たなビジネスチャンスを、週末経営合宿の場で形にしてみてください。
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